平成17年度第2回血液事業部会運営委員会議事要旨(案)

日時 :平成17年5月30日(月)10:00〜12:00
場所 :専用第15会議室
出席者 :清水委員長、
 大平、岡田、川西、橋、花井各委員
(事務局)
 金井血液対策課長、中山課長補佐、佐藤課長補佐他

議題
 1  議事要旨の確認
 2  新たな献血制限の実施について
 3  献血構造改革の推進について
 4  血液製剤に関する報告事項について
 5  その他

(審議概要)
議題1について
   議事要旨に関する意見については、事務局まで連絡することとされた。

議題2について
   事務局が資料に基づいて説明した後、日本赤十字社参考人から
 ○  冬場になりますと大幅に減少する恐れがあり、東京都においてはその影響が出得る。
 ○  本当に不足している、不足する恐れがあるということを呼びかけると、答えていただけるという素地がまだ十分ある。
 ○  献血者が来やすいような受入体制や呼びかけが効果的になされる体制を構築し、それが適宜継続的に行われることが重要。
との説明があり、以下の意見があった。
 ○  この委員会でも、全国に目配りをした血液事業の推進という観点を踏まえた議論を進めていきたい。
 ○  ポスターなど血液事業独自のPR、日赤全体の業務の中で埋もれない形での献血のPRというものを積極的に考えていただきたい。
 ○  まれ血については、供血者も限定されているということであれば、ある程度の情報が得られているということを前提に、もう少しきちっと調査をして献血制限に該当しないような方を極力選んでいくという努力をお願いしたい。
 ○  まれ血を使う場合には日赤側から医師等に、こういうことがあります、というような話をしていただき、どちらがリスクが大きいのかという判断は、日赤からの情報提供と臨床の医師の判断に任せるべき。
 ○  献血ルームの受付時間について、フレキシブルに対応できるようにシステムを是非つくり上げていくように努力していただきたい。そのためにも、また、サービス向上のためにも、市場調査、ニーズ調査を介して、献血者の動向を常に把握していってもらいたい。

議題3について
   事務局が資料に基づいて説明した後、以下の意見があった。
 ○  学生に対して献血がこのように重要であるというような趣旨の、例えば副読本のようなものを配って、教育現場でそういう情報を伝えるということが最初の取っかかりとしては大事ではないか。
 ○  企業への働きかけというものは、社会貢献をしているという意識を企業にもっていただいて、健康に貢献しているという形で、この献血を支えていただくような社会構造を、また企業の中でも作っていただけるというふうにしていただくと、緊急な場合などにもこういった企業からの献血への支援等ができるのではないか。
 ○  過去10年くらいの間に、若年層の人口減少に伴って、献血者率が各年代別にどのように推移してきていたのかというデータの推移も、非常に重要な意味を持つのではないかと思うので、是非そういうデータの解析をお願いしたい。また、1999年以降について、60歳〜64歳までの献血者がどのくらいいるか、65歳〜69歳までの献血者がどのくらいいるか、これが人口割に対して何パーセントくらいの比率で推移してきているのかを把握して、将来の推移等、推定するのに役立てるようなデータにしていきたいと思うので解析をお願いしたい。
 ○  構造改革ということで、献血者の意識調査というのは基礎データになる わけで、極めて重要だと思う。

議題4について
   事務局が資料に基づいて説明した後、日赤参考人より資料に基づいて説明が行われた。その後以下の意見があった。
 ○  輸血用血液製剤でHCV感染が疑われた事例については、もうちょっと調査をしていただき、その結果に基づいて、また次回議論していただきたい。
 ○  HEVの事例については、今ある程度対策として講ずる必要があるのか、あるいは年間を通じたデータが出てくるのを待つべきか。あるいは北海道以外でも調査する必要があるのかなどを安全技術調査会でも議論していただく必要がある。


その他
   花井委員より次回以降、日赤の組織体制の改革状況について評価をする機会を作ってもらいたいとの意見があった。

以上

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