05/06/15 中央社会保険医療協議会診療報酬基本問題小委員会平成17年6月15日議事録 05/6/15 中央社会保険医療協議会         第61回診療報酬基本問題小委員会議事録 (1)日時  平成17年6月15日(水)11:33〜11:43 (2)場所  厚生労働省専用第18会議室 (3)出席者 土田武史委員長 遠藤久夫委員 室谷千英委員 小林麻理委員       対馬忠明委員 小島茂委員 宗岡広太郎委員 松浦稔明委員(代 矢野)       櫻井秀也委員(代 野中) 松原謙二委員 黒ア紀正委員 漆畑稔委員       岡谷恵子専門委員       <事務局>       中島審議官 麦谷医療課長 石原調査課長  他 (4)議題  ○DPCについて (5)議事内容 ○土田小委員長  それでは、第61回中央社会保険医療協議会診療報酬基本問題小委員会を開催いたし ます。  まず、委員の出欠状況につきまして御報告いたします。  本日は、松浦委員及び櫻井委員が御欠席となっておりまして、松浦委員の代理として 矢野さん、それから櫻井委員の代理として野中さんがお見えになっております。  なお、保険局長は、公務のため、欠席させていただく旨の連絡を受けております。  それでは、議事に入らせていただきます。  「DPC」につきまして議題としたいと思います。  「平成17年度におけるDPCに関する調査」の調査対象病院につきましては、第1 番目として、「DPC対象病院」及び「DPC試行的適用病院」につきましては、すべ て調査対象とするということになっております。それからもう1つは、「平成16年度 のDPC調査協力病院」につきましては、希望があれば、引き続き調査対象とするとい うことになっております。この2点につきましては、既に了解が得られておりますが、 新規に調査に協力していただく病院の要件につきまして、調査の実施時期も踏まえまし て、早急に検討することとし、引き続き御議論いただくこととされてきました。  これにつきまして、事務局より資料が提出されておりますので、説明をお願いしま す。 ○事務局(福田企画官)  御説明させていただきます。  お手元の資料、中医協診−1をごらんいただきたいと思います。  「平成17年度におけるDPCに関する調査の調査対象病院について(案)」でござ います。先ほどお話しございましたように、最初の大きな丸でございますが、現在のD PC対象病院及びDPC試行的適用病院については、すべて引き続き調査対象とすると いうことで、前回の御協議で御結論いただいたところでございます。  2番目の白い丸でございますが、DPCの調査協力病院についてということでござい まして、(1)の部分、平成16年度のDPC調査協力病院(145病院)について は、希望があれば、引き続き調査対象とすると。これも前回の御協議の際に、このよう に御結論をいただいたというところでございます。  今回御協議いただきたい部分は(2)の部分でございます。平成17年度に新規に調 査に協力する病院については、DPC導入の影響評価のための調査も3年度目に入り、 より正確な評価を可能とすることへの要請が高まっていることを踏まえ、下記の条件を 満たす病院であって、これまでの調査対象病院との整合や調査の精度をより高めるとい う趣旨に合致する病院とするということでございます。  文中の「下記の条件」といいますのは、その下に黒ぽつで書いてございますが、「7 月から10月までの退院患者に係る調査」のすべての調査項目についてデータ提出可能 な病院ということでございます。  事務局からの御説明は、以上でございます。 ○土田小委員長  ありがとうございました。  ただいまの説明につきまして何か御質問、御意見等がございましたら、どうぞお願い します。 ○宗岡委員  事務局から御説明ありましたのは、最終的な今年度の調査対象に関する考え方だとい うふうに一応理解をいたしまして御意見を申し上げるわけですけれども、私ども、前回 の基本小委員会で私どもの基本的な考え方は申し上げたとおりでございます。あえて繰 り返しませんけれども、手を挙げている医療機関にはできるだけ幅広く調査に協力して いただくべきであろうというのを申し上げた次第ですけれども、ここに書いてある下の 方の丸の(2)については、調査対象として有意義なデータが得られるということを一 つベースとしてこれを提案されているというふうに承りましたけれども、と同時に、私 どもの理解はその上に書いてあります、平成16年度のDPC調査協力病院、145病 院があったわけですけれども、この病院を選択するに至った経緯というものが継承され るというふうに理解して、(2)の条件もあえてつけ加えてあるというふうに理解をし たいと思いますけれども、よろしいでしょうか。 ○事務局(福田企画官)  DPCの調査につきましては、まさにそのねらいがDPC導入の影響評価をしていく ためということでございまして、そういった観点から、今回3年度目に入る、そういう 中で、今までの経験、そして経緯、そして蓄積されたそういうノウハウ、さらにはいろ いろとこのプロセスの中で得られてきた課題、問題というようなものが、現に幾つか出 てきているわけでございまして、そういった中で17年度については、そういった課題 を適切に克服しながら、特に17年度については、秋以降に予定される議論に間に合う ために、正確かつ迅速なデータも得られる必要があるというような観点から、今回(2 )でお示しをいたしましたような形の調査対象という形で進めさせていただければとい う形で整理をさせていただいたということでございます。 ○宗岡委員  そういうことでありましたら、私どもとしては改めてDPC全体の拡大の議論という のは、次の機会に、調査の結果が出て、また本質的な議論が行われるというふうに理解 をして、私は個人的にこの案については了解をさせていただきたいと思います。 ○土田小委員長  ほかに。 ○松原委員  私どもも前回主張を申し上げたわけでございます。このDPCというもの自体が、国 民にとって適切なものであればさらに進めるべきだと思っておりますし、問題点があれ ばどこに問題があるかを明らかにして対応しなければならないと思っております。その ために、こういった調査をするときに、DPCの対象となっている病院とその他の病院 がどこがどう違ってくるのかということを知りたいということを考えておるわけでござ いますので、その結果を得て、それを踏まえてよくまた議論していきたいと思っており ます。事務局も、マンパワーの問題もございますでしょうし、前回申し上げましたよう に、やはり適切なデータをきちっと出すということが今回の大きな趣旨でございますの で、御理解いただき、また対応してまいりたいと思っております。  以上です。 ○土田小委員長  どうもありがとうございました。  ほかに御意見ございますでしょうか。 ○宗岡委員  事務局に質問よろしいでしょうか。 ○土田小委員長  はい、どうぞ。 ○宗岡委員  もしこれで両側としてこの案でいくということになりました場合には、実際に7月か ら調査が始まると思うのですけれども、そのときに今対象となった病院がどういう病院 であって、結果がどうだったということを事務局あるいは委員長から御説明していただ くような、そういうことをお願いしたいと思うのですけれども、よろしゅうございます でしょうか。 ○事務局(福田企画官)  途中経過、進捗状況につきましては、適切なタイミングでまた御報告をさせていただ きたいと、そのように考えております。 ○土田小委員長  よろしいでしょうか。 ○宗岡委員  よろしくお願いします。 ○土田小委員長  ほかに御意見ございましたら、どうぞ。  ほかに御質問等がないようでしたら、新規に調査に御協力いただく病院につきまして は、事務局の提示の案どおりにしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○土田小委員長  どうもありがとうございます。  本件につきましては、これまで何回も議論を重ねてきておりますので、これからは、 先ほど宗岡委員からも話がありましたが、私の方で事務局とよく連携をとりつつ進めて いくと同時に、機会を見てここで報告させていただくという形で進めていきたいと思い ますが、その点で御了解いただけますでしょうか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○土田小委員長  どうもありがとうございます。  それでは、ちょっと時間前ですが、今日の小委員会はこのあたりで終了したいと思い ます。  次回の日程につきまして事務局から何かありましたら、どうぞお願いします。 ○事務局(麦谷医療課長)  中医協そのものは22日、29日、水曜日の午前中ですが、基本問題小委につきまし ては29日を次回予定しております。  以上です。 ○土田小委員長  どうもありがとうございました。  それでは、本日の小委員会はこれで閉会にしたいと思います。どうもありがとうござ いました。 【照会先】 厚生労働省保険局医療課企画法令第1係 代表 03−5253−1111(内線3288)