参考資料1 |
泉委員提出資料
医師の需給に関する検討会 中間報告書骨子案に対する意見
2005年5月19日
茨城県保健福祉部医監兼次長 泉 陽子
茨城県保健福祉部医監兼次長 泉 陽子
1.全体について
中間報告書においては、本検討会の主たる目的に沿って、医師需給問題についての現時点でのスタンスを明示する必要があると考えます。これまでの議論を踏まえると、次のようなところが委員の皆様のご意見の一致するところと思われます。
● | 近年、医療現場、特に病院で不足感が強いこと。さらに一部の診療科、県・地域で不足感が著しいこと。 | ||||||
● | この原因としては、医師臨床研修制度に伴う一時的な影響も考えられるが、医師の働き方の変化や高齢医師・女性医師の増加をはじめとする医師側の要因や、医師―患者関係の変化をはじめとする医療環境の変化等、長期的・構造的な要因も大きいと考えられること。 | ||||||
● | このため、医師需給については、
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● | さらに、新たな医師需給推計結果を踏まえ、不足やミスマッチ解消のために必要な対策を早急に行うべきこと。 |
2.「2.現状の認識」について
現状については、委員から述べられた感想のみならず、実証的データを可能な限り引用していただきたいと考えます。
3.「3.検討すべき課題とその解決方法について」
● | 今後の需給推計にあたって留意すべき事項と、医師不足やミスマッチ解消のための施策に関する事項が混在しており、整理が必要と思われます。また、「2現状の認識」との対応が明確ではありません。 |
● | (1)「地域偏在の解消」には、医学部入学定員の偏在についても挙げていただきたいと考えます。 |
● | 今後予測される医師の増加は、実数としては高齢医師と女性医師の増加であるという点が重要です。高齢医師の増加については触れられていませんが、記述していただきたいと考えます。 |
● | 現在の不足感が、病院、特に地域医療を支える二次レベルの病院に強いことを踏まえて、病院における医師確保問題を明記していただきたいと考えます。 |
―以上―