(5)フットケアに関する概要
 ※統計学的解析については、対象者数が少ないため困難であった。

 ○要介護度の改善について
要介護度一次判定については、改善33%、維持58%であり、改善及び維持が92%であった。
要介護認定に係る心身の状況(第1群〜7群)の内、特に第2群(移動)、及び第5群(身の回り)については5割前後が改善していた。

 ○身体機能に関する項目の改善について
「足の指や爪が痛いため、立ち上がりや歩行がつらいと感じることがあるか」について、改善10%、維持90%であり、改善及び維持が100%であった。



<参考:フットケアに関する分析結果>


表5 フットケア【全数】
項目 合計(人) 参加前後の測定値の比較 「改善」「維持」「悪化」の傾向
事業参加前
の測定値
事業参加後
の測定値
統計的有意差
の有無
改善した者の
割合(%)
維持した者
の割合(%)
悪化した者
の割合(%)
<要介護認定項目>
要介護度一次判定 12 - -   33.3% 58.3% 8.3%
第1群(麻痺拘縮) 19 81.95 85.13   21.1% 68.4% 10.5%
第2群(移動) 19 75.91 80.58   47.4% 31.6% 21.1%
第3群(複雑動作) 19 56.69 62.72   36.8% 57.9% 5.3%
第4群(特別介護) 19 95.32 96.01   10.5% 78.9% 10.5%
第5群(身の回り) 19 87.41 89.62   47.4% 42.1% 10.5%
第6群(意思疎通) 19 90.82 90.78   26.3% 63.2% 10.5%
第7群(問題行動) 19 96.96 96.07   26.3% 57.9% 15.8%
<身体機能に関する項目>
足の指や爪が痛いため、立ち上がりや歩行がつらいと感じることがあるか 20 - -   10.0% 90.0% 0.0%
(「統計的有意差の有無」において、*は有意な変化があった項目を示す。)


表5−1−1 フットケア(要介護度別)【要支援】
項目 合計(人) 参加前後の測定値の比較 「改善」「維持」「悪化」の傾向
事業参加前
の測定値
事業参加後
の測定値
統計的有意差
の有無
改善した者の
割合(%)
維持した者
の割合(%)
悪化した者
の割合(%)
<要介護認定項目>
要介護度一次判定 6 - -   33.3% 50.0% 16.7%
第1群(麻痺拘縮) 9 90.17 90.17   11.1% 77.8% 11.1%
第2群(移動) 9 78.51 88.48   66.7% 33.3% 0.0%
第3群(複雑動作) 9 59.73 71.66 44.4% 55.6% 0.0%
第4群(特別介護) 9 96.27 96.93   11.1% 77.8% 11.1%
第5群(身の回り) 9 86.51 90.28 55.6% 44.4% 0.0%
第6群(意思疎通) 9 88.40 88.62   22.2% 66.7% 11.1%
第7群(問題行動) 9 97.12 94.89   33.3% 44.4% 22.2%
<身体機能に関する項目>
足の指や爪が痛いため、立ち上がりや歩行がつらいと感じることがあるか 10 - -   0.0% 100.0% 0.0%
(「統計的有意差の有無」において、*は有意な変化があった項目を示す。)


表5−1−2 フットケア(要介護度別)【要介護1】
項目 合計(人) 参加前後の測定値の比較 「改善」「維持」「悪化」の傾向
事業参加前
の測定値
事業参加後
の測定値
統計的有意差
の有無
改善した者の
割合(%)
維持した者
の割合(%)
悪化した者
の割合(%)
<要介護認定項目>
要介護度一次判定 6 - -   33.3% 66.7% 0.0%
第1群(麻痺拘縮) 10 74.55 80.60   30.0% 60.0% 10.0%
第2群(移動) 10 73.57 73.47   30.0% 30.0% 40.0%
第3群(複雑動作) 10 53.95 54.67   30.0% 60.0% 10.0%
第4群(特別介護) 10 94.46 95.18   10.0% 80.0% 10.0%
第5群(身の回り) 10 88.21 89.03   40.0% 40.0% 20.0%
第6群(意思疎通) 10 92.99 92.72   30.0% 60.0% 10.0%
第7群(問題行動) 10 96.81 97.14   20.0% 70.0% 10.0%
<身体機能に関する項目>
足の指や爪が痛いため、立ち上がりや歩行がつらいと感じることがあるか 10 - -   20.0% 80.0% 0.0%
(「統計的有意差の有無」において、*は有意な変化があった項目を示す。)


表5−1−3 フットケア(要介護度別)【要介護2】
項目 合計(人) 参加前後の測定値の比較 「改善」「維持」「悪化」の傾向
事業参加前
の測定値
事業参加後
の測定値
統計的有意差
の有無
改善した者の
割合(%)
維持した者
の割合(%)
悪化した者
の割合(%)
<要介護認定項目>
要介護度一次判定 0 - -   0.0% 0.0% 0.0%
第1群(麻痺拘縮) 0 - -   0.0% 0.0% 0.0%
第2群(移動) 0 - -   0.0% 0.0% 0.0%
第3群(複雑動作) 0 - -   0.0% 0.0% 0.0%
第4群(特別介護) 0 - -   0.0% 0.0% 0.0%
第5群(身の回り) 0 - -   0.0% 0.0% 0.0%
第6群(意思疎通) 0 - -   0.0% 0.0% 0.0%
第7群(問題行動) 0 - -   0.0% 0.0% 0.0%
<身体機能に関する項目>
足の指や爪が痛いため、立ち上がりや歩行がつらいと感じることがあるか 0 - -   0.0% 0.0% 0.0%
(「統計的有意差の有無」において、*は有意な変化があった項目を示す。)


表5−2−1 フットケア(年齢群別)【75歳未満】平均年齢68.3歳(63-74歳)
項目 合計(人) 参加前後の測定値の比較 「改善」「維持」「悪化」の傾向
事業参加前
の測定値
事業参加後
の測定値
統計的有意差
の有無
改善した者の
割合(%)
維持した者
の割合(%)
悪化した者
の割合(%)
〈要介護認定項目〉
要介護度一次判定 2 - -   50.0% 50.0% 0.0%
第1群(麻痺拘縮) 3 67.40 86.90   66.7% 33.3% 0.0%
第2群(移動) 3 71.83 84.60   66.7% 33.3% 0.0%
第3群(複雑動作) 3 59.03 71.13   66.7% 33.3% 0.0%
第4群(特別介護) 3 99.37 100.00   0.0% 100.0% 0.0%
第5群(身の回り) 3 94.40 98.07   66.7% 33.3% 0.0%
第6群(意思疎通) 3 98.13 100.00   33.3% 66.7% 0.0%
第7群(問題行動) 3 100.00 100.00   0.0% 100.0% 0.0%
〈身体機能に関する項目〉
足の指や爪が痛いため、立ち上がりや歩行がつらいと感じることがあるか 3 - -   25.0% 75.0% 0.0%
(「統計的有意差の有無」において、*は有意な変化があった項目を示す。)


表5−2−2 フットケア(年齢群別)【75歳以上】平均年齢80.8歳(75-94歳)
項目 合計(人) 参加前後の測定値の比較 「改善」「維持」「悪化」の傾向
事業参加前
の測定値
事業参加後
の測定値
統計的有意差
の有無
改善した者の
割合(%)
維持した者
の割合(%)
悪化した者
の割合(%)
〈要介護認定項目〉
要介護度一次判定 10 - -   30.0% 60.0% 10.0%
第1群(麻痺拘縮) 16 84.68 84.80   12.5% 75.0% 12.5%
第2群(移動) 16 76.68 79.83   43.8% 31.3% 25.0%
第3群(複雑動作) 16 56.25 61.14   31.3% 62.5% 6.3%
第4群(特別介護) 16 94.56 95.26   12.5% 75.0% 12.5%
第5群(身の回り) 16 86.09 88.04   45.8% 43.8% 12.5%
第6群(意思疎通) 16 89.44 89.05   25.0% 62.5% 10.5%
第7群(問題行動) 16 96.39 95.34   31.3% 50.0% 18.8%
〈身体機能に関する項目〉
足の指や爪が痛いため、立ち上がりや歩行がつらいと感じることがあるか 16 - -   6.3% 93.8% 0.0%
(「統計的有意差の有無」において、*は有意な変化があった項目を示す。)


表5−3−1 フットケア(既往疾患別)【脳血管疾患あり】平均年齢77.8歳(65-85歳)
項目 合計(人) 参加前後の測定値の比較 「改善」「維持」「悪化」の傾向
事業参加前
の測定値
事業参加後
の測定値
統計的有意差
の有無
改善した者の
割合(%)
維持した者
の割合(%)
悪化した者
の割合(%)
〈要介護認定項目〉
要介護度一次判定 5 - -   40.0% 40.0% 20.0%
第1群(麻痺拘縮) 5 84.14 91.56   60.0% 20.0% 20.0%
第2群(移動) 5 70.26 82.56   60.0% 40.0% 0.0%
第3群(複雑動作) 5 60.00 66.30   40.0% 60.0% 0.0%
第4群(特別介護) 5 87.58 95.24 40.0% 40.0% 20.0%
第5群(身の回り) 5 77.54 86.50   100.0% 0.0% 0.0%
第6群(意思疎通) 5 84.90 84.08   40.0% 40.0% 20.0%
第7群(問題行動) 5 97.32 92.28   20.0% 40.0% 40.0%
〈身体機能に関する項目〉
足の指や爪が痛いため、立ち上がりや歩行がつらいと感じることがあるか 6 - -   0.0% 100.0% 0.0%
(「統計的有意差の有無」において、*は有意な変化があった項目を示す。)


表5−3−2 フットケア(既往疾患別)【脳血管疾患なし】平均年齢77.0歳(63-85歳)
項目 合計(人) 参加前後の測定値の比較 「改善」「維持」「悪化」の傾向
事業参加前
の測定値
事業参加後
の測定値
統計的有意差
の有無
改善した者の
割合(%)
維持した者
の割合(%)
悪化した者
の割合(%)
〈要介護認定項目〉
要介護度一次判定 5 - -   20.0% 80.0% 0.0%
第1群(麻痺拘縮) 12 82.78 84.73   8.3% 83.3% 8.3%
第2群(移動) 12 75.63 77.89   50.0% 16.7% 33.3%
第3群(複雑動作) 12 57.43 64.35   41.7% 50.0% 8.3%
第4群(特別介護) 12 99.21 97.12   0.0% 91.7% 8.3%
第5群(身の回り) 12 91.88 91.65   33.3% 50.0% 16.7%
第6群(意思疎通) 12 93.87 94.15   25.0% 66.7% 8.3%
第7群(問題行動) 12 96.58 97.28   33.3% 58.3% 8.3%
〈身体機能に関する項目〉
足の指や爪が痛いため、立ち上がりや歩行がつらいと感じることがあるか 12 - -   16.7% 83.3% 0.0%
(「統計的有意差の有無」において、*は有意な変化があった項目を示す。)

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