H16.11.26開催 第2回安全で安心な献血 の在り方に関する懇談会資料を一部改変 |
採血後の健康被害・事故に対する賠償・補償等に関する諸外国の制度比較について
採血主体(他の採血主体が存在する場合がある。) | 過失賠償 | 対象事象 | 給付 | 無過失補償 | 対象事象 | 給付 | 無過失補償主体 | 制度・法的位置づけ | 財源 | 備考 | |
フランス | フランス血液公社(EFS) | ○ | 採血に伴う被害 | ○ | 採血に伴う被害 | EFS | 公衆衛生法 | 自主財源基金 | 国営採血事業における社会的責任 | ||
ドイツ | ドイツ赤十字他 | ○ | 採血に伴う被害 | 社会的復帰の全費用(治療費等) 金銭的給付 |
○ | 採血に伴う被害 | 社会的復帰の全費用(治療費等) 金銭的給付 |
ドイツ赤十字他 | ドイツ社会法 | ? | 公共の福祉の一環として、輸血による事故、供血者の移動等の経費も補償 |
英国 | 英国国営血液サービス(NBS) | 公的賠償 | 採血に伴う被害 | ○ | 採血に伴う被害 | 見舞金、医療費(大抵は1000ポンド以下) | NBS | 任意の救済 | 自主財源基金(製剤の売上げからプール) | 自発的献血に対する補償 | |
米国 | 米国赤十字 | − | − | − | ○ | 採血に伴う被害 | 医療費(最大1万ドル)、見舞金(裁判時) | 米国赤十字 | 任意の救済 | 自主財源基金 | |
カナダ | 国営 | − | − | − | − | − | − | − | − | − | − |
注: 各機関への聞き取りを基に作成したもの。