資料1
がん医療水準均てん化の推進に関する検討会報告について

背景
第3次対がん
10か年総合戦略
(平成16年度〜25年度)
全国どこでも質の高いがん医療を受けることができるようがん医療の「均てん化」を図る
厚生労働大臣の懇談会
として「がん医療水準
均てん化の推進に関する
検討会」を設置
(平成16年9月)
検討項目
(1) がん専門医等の育成
(2) 各がん専門医療機関の役割分担を踏まえたがん専門医等の人材交流
(3) 地域におけるがん専門医等の確保
(4) 地域がん診療拠点病院制度のあり方 等
検討状況
第1回 平成16年9月9日   がん医療の地域格差の現状と課題について

第2回 平成16年10月21日 がん登録制度の現状と課題について

第3回 平成16年11月30日 がん専門医等の育成の現状と課題について

第4回 平成17年1月20日 がん専門医療機関のネットワークの現状と課題 について

平成17年3月7日 がん医療水準均てん化の推進に関する検討会報告書起草委員会メンバーによる参考人(がん患者団体)からの意見聴取

平成17年3月17日 (起草委員会)がん医療水準均てん化の推進に関する検討会報告書(案)について

第5回 平成17年3月29日 がん医療水準均てん化の推進に関する検討会報告書(案)について

検討会の提言骨子
(1) がんの専門医等(特に化学療法、放射線療法の領域)の育成
大学におけるがん診療全般を横断的に見ることのできる化学療法及び放射線療法などを専門とする講座設置の検討
下記の地域がん診療拠点病院間のネットワークを踏まえ、国立がんセンター等における研修体制の拡充

(2) 医療機関の役割分担とネットワークの構築
地域がん診療拠点病院の整備の促進(二次医療圏に1か所程度)
地域がん診療拠点病院の階層化と役割分担の明確化 →地域がん診療拠点病院のあり方の見直し
都道府県の中心となる都道府県がん診療拠点病院(仮称)の指定
特定機能病院の地域がん診療拠点病院(特に都道府県がん診療拠点病院(仮称))への位置付け
地域がん診療拠点病院間及び一般医療機関との間の病病連携、病診連携等のネットワークの構築と医療計画への明記

(3) がん登録制度
地域がん診療拠点病院を中心に標準様式に基づく院内がん登録の促進
院内がん登録データの地域がん登録事業への活用

(4) 情報の提供・普及
地域がん診療拠点病院の標榜制度導入の検討
地域がん診療拠点病院の医療相談室の機能強化
地域がん診療拠点病院間及び国立がんセンターとのネットワークを活用した情報収集・提供体制の整備
(がん情報センター(仮称)の設置を検討)

達成目標
 どこでも誰でも質の高いがん医療を受けることができる「均てん化」の達成
 第3次対がん10か年総合戦略における、がんの罹患率と死亡率の激減
 健康フロンティア戦略における、がんの5年生存率を20%改善

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