資料3 |
平成 年 月 日
厚生労働省労働基準局長 殿
日本バイオアッセイ研究センターにおいて実施した実験動物を用いたアリルクロリドの吸入投与によるがん原性試験結果等に関する検討結果報告(案) |
別添 |
日本バイオアッセイ研究センターにおける厚生労働省委託のアリルクロリドのラット及びマウスを用いた吸入投与によるがん原性試験結果の概要
1. | 目的 アリルクロリドのがん原性を検索する目的で、ラット及びマウスを用いた吸入投与(全身ばく露)による長期試験を実施した。 |
2. | 方法
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3. | 結果
表1 腫瘍の発生数(ラット)
表2 腫瘍の発生数(マウス)
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4. | まとめ F344/DuCrj(Fischer)ラットでは、雄の膀胱に移行上皮癌の発生増加が認められ、アリルクロリドのF344/DuCrj(Fischer)ラットの雄に対するがん原性を示す明らかな証拠であると考えられた。雌には、アリルクロリドのばく露によると考えられる腫瘍の発生増加は認められなかった。 Crj:BDF1マウスでは、雌雄ともハーダー腺の腺腫の発生増加が認められ、アリルクロリドのCrj:BDF1マウスの雌雄に対するがん原性を示唆する証拠であると考えられた。 また、F344/DuCrj(Fischer)ラット及びCrj:BDF1マウスの雌雄に失調性歩行又は麻痺性歩行がみられた。 |