平成16年12月17日開催
薬事・食品衛生審議会
安全技術調査会提出資料

日本赤十字社


問診による捕捉調査の実施状況について

(輸血後HEV感染の予防対策)


はじめに
 HEVは主として経口感染と言われていることから、ウイルス血症の献血者を問診の充実により排除することが可能かどうか検討している。
 先ずは、HEV陽性率の高い北海道において平成16年11月1日から「過去3ヶ月以内に豚、鹿、猪等の生肉を食べましたか。」と確認し、該当献血者の血液検査を実施したので報告する。

 HEV問診調査状況
北海道赤十字血液センター管内
調査期間:平成16年11月1日〜30日

  ブタ シカ 不明 合計
男性 10 17 9 36
(0.12) (0.20) (0.10) (0.42)
女性 4 6 2 12
(0.07) (0.10) (0.03) (0.21)
合計 14 23 11 48
(0.10) (0.16) (0.08) (0.33)
( ):期間内献血者総数に対する割合%
男性献血者総数: 8,659
女性献血者総数: 5,738
総献血者数: 14,397

 HEV−RNA検査結果
 検査した48本からHEV−RNAは検出されなかった。

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