資料4−21 

製品群No. 27
含嗽薬

  リスクの程度の評価   A 薬理作用 B 相互作用 C 重篤な副作用のおそれ C’ 重篤ではないが、注意す
べき副作用のおそれ
D 濫用のお
それ
E 患者背景(既往歴、治療状況等)
(重篤な副作用につながるおそれ)
F 効能・効果(症状の悪化に
つながるおそれ)
G 使用方法(誤使用のおそれ) H スイッチ
化等に伴う
使用環境の
変化
   
評価の視点   薬理作用 相互作用 重篤な副作用のおそれ 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ 薬理に基づく習慣性 適応禁忌 慎重投与
(投与により障害の再発・悪化のおそれ)
症状の悪化につながるおそれ 適応対象の症状の判別に注意を要する(適応を誤るおそれ) 使用方法(誤使用のおそれ) スイッチ化等に伴う使用環境の変化    
併用禁忌(他剤
との併用により
重大な問題が
発生するおそれ)
併用注意 薬理・毒性に基づくもの 特異体質・アレルギー等によるもの 薬理・毒性に基づくもの 特異体質・アレルギー等によるもの 使用量に上限
があるもの
過量使用
・誤使用
のおそれ
長期使用に
る健康被害
のおそれ
用法用量 効能効果
殺菌消毒成分 塩化セチルピリジ スプロールトローチ

うがい薬がなくトローチの添付文書を用いた
口中で頻繁に遭遇する病原細菌である溶血性連鎖球菌や黄色ブドウ球菌またカンジダ等の真菌に対する強力な殺菌作用を示す         0.1%未満(口腔、咽頭の刺激感) 5%以上又は頻度不明(過敏症)             口腔内で唾液により徐々に溶かしながら用いるもので噛み砕いたり、呑み込んだりしない。(トローチとしての注意)     通常成人1回1錠を1日3〜4回かまずに口中で徐々に溶解して使用する。
なお、症状により適宜増減する。
咽頭炎、扁桃炎、口内炎
塩化デカリニウム SPトローチ明治

うがい薬がなく、トローチの添付文書を用いた
塩化デカリニウムは、グラム陽性菌、真菌などに抗菌作用を示す           5%以上又は頻度不明(過敏症)             口腔内で唾液により徐々に溶かしながら用いるもので噛み砕いたり、呑み込んだりしない。(トローチとしての注意)     塩化デカリニウムとして、通常1回0.25mg(本剤1錠)を1日6回投与し、口中で徐々に溶解させる。
なお、症状により適宜増減する。
咽頭炎、扁桃炎、口内炎、抜歯創を含む口腔創傷の感染予防
塩化ベンゼトニウム ネオステリングリーン 陽イオン界面活性剤で、芽胞のない細菌、カビ類に広く抗菌性を有し、低濃度で強い殺菌効果を示す。しかも、毒性が低く、刺激が少なく、洗浄作用をも有する。         0.1〜5%(刺激感) 過敏症         含嗽用だけに使用させる。用時希釈。   口腔創傷の場合で、血餅の形成が阻害されると思われる時期には、はげしい洗口を避けさせる     (1)塩化ベンゼトニウムとして、0.004%(50倍希釈)溶液として洗口する。
(2)塩化ベンゼトニウムとして、0.01〜0.02%(10〜20倍希釈)溶液として洗浄する。
(1)口腔内の消毒
(2)抜歯創の感染予防
チモール チモール「ホエイ」

うがい薬としてはなし
後発品なし
                                  保存剤として調剤に用いる。
ポビドンヨード イソジンガーグル 抗殺菌作用、抗ウイルス作用を有する       ショック、アナフィラキシー様症状(0.1%未満) 0.1〜5%未満
(口腔、咽頭の刺激感、悪心)
0.1%未満
(口腔粘膜びらん、口中のあれ、不快感)
0.1%未満(過敏症)   本剤又はヨウ素に対し過敏症の既往歴 甲状腺機能に異常   含嗽用だけに使用させる   口腔創傷の場合で、血餅の形成が阻害されると思われる時期には、はげしい洗口を避けさせる     用時15〜30倍(本剤2〜4mLを約60mLの水)に希釈し、1日数回含嗽する。 咽頭炎、扁桃炎、口内炎、抜歯創を含む口腔創傷の感染予防、口腔内の消毒
抗炎症成分 グリチルレチン酸 デルマク
リン軟膏
ステロイド様抗炎症作用(浮腫抑制、肉芽腫抑制、抗紅斑)           5%以上あるいは頻度不明(過敏症)             眼科用として使用しない。     通常、症状により適量を1日数回患部に塗布または塗擦する。 湿疹、皮膚そう痒症、神経皮膚炎
清涼化成分 l-メントール l−メントール「ミヤザワ」

うがい薬なし
後発品なし
矯味矯臭剤                                 芳香・矯臭・矯味の目的で調剤に用いる。

トップへ