資料4−12 |
製品群No. 14
制酸・健胃・消化・整腸を2以上標榜するもの
リスクの程度の評価 | A 薬理作用 | B 相互作用 | C 重篤な副作用のおそれ | C’ 重篤ではないが、注意す べき副作用のおそれ |
D 濫用のお それ |
E 患者背景(既往歴、治療状況等) (重篤な副作用につながるおそれ) |
F 効能・効果(症状の悪化に つながるおそれ) |
G 使用方法(誤使用のおそれ) | H スイッチ 化等に伴う 使用環境の 変化 |
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評価の視点 | 薬理作用 | 相互作用 | 重篤な副作用のおそれ | 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ | 薬理に基づく習慣性 | 適応禁忌 | 慎重投与 (投与により障害の再発・悪化のおそれ) |
症状の悪化につながるおそれ | 適応対象の症状の判別に注意を要する(適応を誤るおそれ) | 使用方法(誤使用のおそれ) | スイッチ化等に伴う使用環境の変化 | |||||||||
併用禁忌(他剤 との併用により 重大な問題が 発生するおそれ) |
併用注意 | 薬理・毒性に基づくもの | 特異体質・アレルギー等によるもの | 薬理・毒性に基づくもの | 特異体質・アレルギー等によるもの | 使用量に上限 があるもの |
過量使用 ・誤使用 のおそれ |
長期使用に る健康被害 のおそれ |
用法用量 | 効能効果 | ||||||||||
粘膜修復成分 | アズレンスルホン酸ナトリウム | アズノール細粒 | 胃炎・胃潰瘍治療薬:粘膜抵抗強化作用を有し、潰瘍病巣を保護する | 頻度不明(下痢・便秘・膨満感・腹痛・悪心・嘔吐等) | アズレンスルホン酸ナトリウムとして、1回2mg〔アズノール細粒(0.4%)として0.5g、アズノール細粒(1%)として0.2g〕を1日3回食前に経口投与(1回量を約100mLの水又は微温湯に溶解することが望ましい)。 | 胃炎・胃潰瘍における自覚症状及び他覚所見の改善 | ||||||||||||||
アルジオキサ | イサロン | 胃炎・胃潰瘍治療薬:粘膜抵抗強化作用を有し、組織修復を促進する | テトラサイクリン系抗生物質・ニューキノロン系抗菌剤(併用薬の作用減弱) | 0.1〜5%未満(便秘) | 透析療法(アルミニウム脳症・アルミニウム骨症) | 腎障害,高齢者 | アルミニウム脳症・アルミニウム骨症(腎障害患者) | アルジオキサとして1日300〜400mgを3〜4回に分けて経口投与 | 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎の自覚症状及び他覚所見の改善 | |||||||||||
グリチルリチン酸塩 | グリチロン(グリシン配合) | 肝疾患治療薬:肝細胞障害の抑制及び抗アレルギー作用を有する | 甘草を含有する製剤(偽アルドステロン症)、ループ利尿剤・チアジド系およびその類似降圧利尿剤[低カリウム血症(脱力感、筋力低下等)] | 偽アルドステロン症(頻度不明),横紋筋融解症の症状(頻度不明) | アルドステロン症・ミオパシー・低カリウム血症(低カリウム血症・高血圧症等の悪化)、血清アンモニウム値の上昇傾向にある末期肝硬変症(アンモニア処理能が低下) | 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人、高齢者 | 甘草を含有する製剤(偽アルドステロン症),ループ利尿剤・チアジド系およびその類似降圧利尿剤[低カリウム血症(脱力感、筋力低下等)] | 1回2〜3錠、小児には1錠を1日3回食後経口投与 | 慢性肝疾患における肝機能異常の改善、湿疹・皮膚炎、小児ストロフルス、円形脱毛症、口内炎 | |||||||||||
L-グルタミン | グルミン顆粒 | 胃潰瘍・十二指腸潰瘍治療薬:粘膜抵抗強化作用を有し、組織修復を促進する | 0.1〜5%未満(便秘,口渇,悪心,顔面紅潮) | 1日1〜2gを3〜4回に分けて経口投与。 高齢者では減量。 |
胃潰瘍,十二指腸潰瘍の自覚症状及び他覚所見の改善 | |||||||||||||||
ゲファルナート | ゲファニールカプセル | 胃潰瘍・十二指腸潰瘍治療薬:粘膜抵抗強化作用を有し、組織修復を促進する | 0.1〜5%未満(便秘、口渇、悪心、上腹部不快感)、0.1%未満[口内炎、下痢、舌炎、AST(GOT)・ALT(GPT)軽度上昇] | 0.1%未満(過敏症) | 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人 | 高齢者 | ゲファルナートとして1回50〜100mgを1日2〜3回経口投与。 高齢者では減量。 |
急性胃炎・慢性胃炎の急性増悪期の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、急性潰瘍)の改善、胃潰瘍・十二指腸潰瘍 | ||||||||||||
銅クロロフィリン塩 | ||||||||||||||||||||
スクラルファート | アルサルミン錠 | 胃炎・消化性潰瘍治療薬:粘膜抵抗強化作用を有し、潰瘍病巣を保護する | クエン酸製剤(血中アルミニウム濃度上昇),血清カリウム抑制イオン交換樹脂・ニューキノロン系抗菌剤・ジギタリス製剤・フェニトイン・テトラサイクリン系抗生物質等・甲状腺ホルモン剤・胆汁酸製剤(併用薬剤の吸収遅延・阻害、服用時間をずらす) キニジン(併用薬剤の排泄遅延) | 0.1〜5%未満(便秘、口渇、悪心)、0.1%未満(嘔気等) | 頻度不明(発疹、蕁麻疹等) | 透析療法(長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症) | 腎障害(アルミニウム脳症、アルミニウム骨症)、リン酸塩の欠乏(リン酸塩の吸収阻害)、経管栄養処置・低出生体重児および新生児発育不全、高齢者 | アルミニウム脳症・アルミニウム骨症等 | 1回1gずつ、1日3回経口投与。 | 胃・十二指腸潰瘍 、急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、急性潰瘍)の改善 | ||||||||||
粘膜修復成分 | 塩酸セトラキサート | ノイエルカプセル | 胃炎・胃潰瘍治療薬:防御因子を強化し、胃粘膜微小循環改善作用を有する | 0.1〜1%未満(口渇、悪心・嘔吐、下痢、便秘、胃部不快感・膨満感)、頻度不明{AST(GOT)上昇・ALT(GPT)上昇等} | 0.1〜1%未満(過敏症) | 血栓(脳血栓,心筋梗塞,血栓性静脈炎等),消費性凝固障害,妊婦または妊娠している可能性のある婦人 | 塩酸セトラキサートとして1回200mg(1カプセルまたは細粒0.5g)を1日3〜4回食後および就寝前に経口投与 | 急性胃炎・慢性胃炎の急性増悪期の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、急性潰瘍)の改善、胃潰瘍 | ||||||||||||
ソファルコン | セスファルコカプセル | 胃炎・胃潰瘍治療薬:防御因子を強化し、粘膜保護・組織修復作用を有する | 肝機能障害・黄疸(頻度不明) | 頻度不明(便秘,口渇,胸やけ) | 頻度不明(過敏症) | 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人,授乳中の婦人,小児等 | ソファルコンとして1回100mgを1日3回経口投与 | 急性胃炎・慢性胃炎の急性増悪期の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、急性潰瘍)の改善、胃潰瘍 | ||||||||||||
メチルメチオニンスルホニウムクロライド | キャベジンUコーワ錠 | 胃炎・消化性潰瘍・慢性肝疾患治療薬:防御因子を強化し、組織修復作用を有する。また肝障害改善作用を有する。 | 0.1%未満(便秘、下痢、あい気等) | 0.1%未満(過敏症) | 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人,低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児、高齢者 | 1回25〜75mgを1日3回経口投与。 高齢者では減量。 |
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎における自覚症状及び他覚所見の改善、慢性肝疾患における肝機能の改善 | |||||||||||||
消泡成分 | ジメチルポリシロキサン | ガスコン錠 | 胃内有泡性粘液除去作用を有し、消化管内ガスを駆除する |
0.1〜5%未満(軟便,胃部不快感,下痢,腹痛,0.1%未満(嘔吐,嘔気,食欲不振,胃部重圧感,頭痛) | 1.1日120〜240mgを食後又は食間の3回に分割経口投与 2.検査15〜40分前に40〜80mgを約10mLの水とともに経口投与 3.検査3〜4日前より1日120〜240mgを食後又は食間の3回に分割経口投与 |
1. 胃腸管内のガスに起因する腹部症状の改善 2. 胃内視鏡検査時における胃内有泡性粘液の除去 3. 腹部X線検査時における腸内ガスの駆除 |