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資料4−1

アリルクロリドの基本情報


化学式 CH2=CHCH2Cl
別名 塩化アリル、α-クロロプロペン、クロロアリレン、3-クロロプロペン
CAS No. 107-05-1
物理化学的性質 分子量
比重
凝固点
沸点
引火点
発火点
76.53
0.938(20/4℃)
-134.5℃
45.0℃
-31.7℃
293℃
常温での性状 ニンニク臭の無色透明の液体。ほとんどの有機溶媒に溶解する。
生産量 平成13年度 約1万〜10万t
メーカー 鹿島ケミカル、ダイソー、住友化学工業
用途(中間体等) アリル誘導体化合物原料、除草剤・殺虫剤等の農薬原料、鎮静剤・麻酔剤等の医薬品原料、香料原料、有機合成原料
法令による規制の現状
労安法:「変異原性が認められた化学物質」、施行令別表第1危険物(引火性の物)施行令第18条の2(MSDS対象物質)
PRTR法:第2条第1種指定化学物質
消防法:第2条危険物第4類第1石油類非水溶性液体
バーゼル法:第2条特定有害廃棄物等
外為法:輸出令別表第2の35の2項
海洋汚染防止法:施行令別表第1有害液体物質(B類)
船舶安全法:危規則第3条危険物等級3引火性液体類
航空法:施行規則第194条危険物引火性液体
港則法:施行規則第12条危険物(引火性液体類)
がん原性評価 IARC:3
日本産業衛生学会:評価なし
ACGIH:A3
動物に対する評価 RTECS=急性経口毒性LD50:460mg/kg(ラット)
変異原性の有無、強さ 微生物を用いる変異原性試験 陽性
 最大比活性値=6.96×10revertants/mg〔TA100、S9(-)〕
ほ乳類培養細胞を用いる染色体異常試験 陽性
SD20=0.37mg/ml〔CHL、S9(-)〕
ばく露限界 ACGIH:1ppm(TWA)、2ppm(STEL)
ヒトへの影響 眼・鼻などの粘膜を刺激する。
繰り返し吸収すると胃腸及び肝臓に障害を起こす。
経皮吸収あり。

資料出所  「14504の化学商品」化学工業日報社(2004)
 「化学物質の製造・輸入量に関する実態調査(平成13年度実績)」経済産業省(2003)
 「既存化学物質に係る変異原性の評価に関する調査研究」中央労働災害防止協会(1994)
 「既存化学物質に係る変異原性の評価に関する調査研究」中央労働災害防止協会(2000)


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