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船員保険制度の在り方検討会 資料２−２
平成１６年１１月２９日

船員保険の職務上・職務外疾病部門の財政収支の機械的な試算


１．試算の方法

（１） 　平成１５年度実績をベースに、直近の係数の動向等を勘案して、平成１７年度から平成２１年度までの収支について試算を実施した。
（２） 　給付費の試算の前提

(1) 　被保険者数については、平成１５年度の数値をベースとして、平成１４〜１６年度の平均減少率で減少するものと仮定。
(2) 　医療給付費については、平成１６年５月に発表された「社会保障の給付と負担の見通し」の前提となった１人当たり医療費の伸び率（一般医療費2.1％）を前提として推計。

（３） 　収入の試算の前提

(1) 　保険料率については、現行の保険料率が維持されるとの仮定を置いた。
(2) 　被保険者数については、平成１５年度の数値をベースとして、平成１４〜１６年度の平均減少率で減少するものと仮定。
(3) 　賃金上昇率については、労災保険の積立金必要額の積算の前提となっている数値（平成１８年度以降年1.0％）で推移するものと仮定。
(4) 　運用利回りについては、労災保険の積立金必要額の積算の前提となっている数値（平成１８年度以降年2.0％）で推移するものと仮定。


２．試算の結果

　（職務上／職務外／上外のトータルの１７〜２１年度の収支見込みを表示）


船員保険の疾病部門（医療分）に係る財政収支の見通し


職務外 （単位：億円）
　 平成１７年度 平成１８年度 平成１９年度 平成２０年度 平成２１年度
収入 保険料収入 298 284 270 258 245
国庫補助 30 30 30 30 30
その他の収入 2 0 0 0 0
計 331 314 300 288 275
支出 保険給付費 190 184 179 172 165
老人保健拠出金 67 72 60 60 60
退職者給付拠出金 33 37 40 41 41
その他の支出 3 0 0 0 0
計 293 294 279 273 266
単年度収支差 37 20 21 15 9
積立金残高 109 129 150 165 174
保険料率（‰） 91 91 91 91 91

職務上 （単位：億円）
　 平成１７年度 平成１８年度 平成１９年度 平成２０年度 平成２１年度
収入 保険料収入 63 60 57 55 52
計 63 60 57 55 52
支出 保険給付費 61 59 56 54 52
計 61 59 56 54 52
単年度収支差 1 1 1 1 1
積立金残高 1 2 3 4 4
保険料率（‰） 20 20 20 20 20
下船後３月の保険料率換算 8.7 8.8 8.8 8.9 8.9

職務上外合計 （単位：億円）
　 平成１７年度 平成１８年度 平成１９年度 平成２０年度 平成２１年度
収入 保険料収入 361 344 327 312 298
国庫補助 30 30 30 30 30
その他の収入 2 0 0 0 0
計 393 374 357 342 328
支出 保険給付費 251 243 235 226 216
老人保健拠出金 67 72 60 60 60
退職者給付拠出金 33 37 40 41 41
その他の支出 3 0 0 0 0
計 355 353 336 326 318
単年度収支差 38 21 22 16 10
積立金残高 110 131 153 169 179

（注１） 各計数は、四捨五入によっているため、端数において合計と合致しない場合がある。

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