1.ライフサイエンス分野の研究開発の基本的考え方
ライフサイエンスの意義と重要性
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生命の仕組みの解明への挑戦 |
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医療、環境、食料等の分野における画期的な技術開発の創出 |
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新しい発見や研究成果を積極的に発信し、生命活動の意義や重要性を広く伝達 |
ライフサイエンスを取り巻く状況と研究進展の状況
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ヒトゲノム解読の進展は、各種疾患の根本的治療、個人個人の差に基づく医療の実現に貢献 |
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生物現象は、特定の層のみの研究からでは、全体は解明されないことが判明 |
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我が国の研究開発の活動の主な特徴
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ゲノム科学や脳機能解明、発生分野等は世界的レベル |
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基盤的技術開発、応用開発研究、臨床研究は十分でない |
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研究環境は、海外の優れた研究者をひきつけるほどの魅力を有していない |
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研究成果の産業化・実用化は、国家的・社会的要請に対応した研究開発の出口として重要 |
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適切な知的財産権の設定、研究実施面における社会的・倫理的配慮が必要 |
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2.個別研究開発計画及びその推進方策
領域毎の重要研究開発課題
生物系研究領域(自由発想型研究・発掘型研究の推進)
ゲノム研究領域(比較ゲノム、タンパク質、医学医療応用等の推進)
発生・再生研究領域(発生遺伝子、幹細胞研究、再生研究等の推進)
脳研究領域(脳を知る・守る・創る・育むの研究推進)
がん研究領域(がんの総合的解明、診断・治療・予防の研究推進)
免疫・アレルギー・感染症その他疾患研究領域
(免疫系の総合的理解、遺伝・環境要因の解明、感染症の統合的解明、老化メカニズム等の研究推進)
植物・環境・食料研究領域(環境ストレス耐性、耐病性解明、植物機能の高度利用研究、微生物による環境浄化研究の推進) |
研究開発基盤強化及び環境整備
バイオリソースの整備(体系的なリソース開発供給等の推進)
新領域創生・先端技術の開発(異分野の融合、研究教育センターの創設等の推進:バイオインフォマティクス、システム生物学等)
研究開発基盤の整備(研究・教育体制の充実、人材の育成確保、競争的資金の整備充実) |
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