○ | A:百貨店(中高年齢者支援制度)
・ | 7つあるコースのうち「ワークシェアコース」は原則65歳までの再雇用が選択できる。再雇用後のコースには、「フルタイムコース」、「勤務日選択コース(週4日勤務)」、「時間選択コース(1日6時間勤務)」の3コースがある。 |
・ | 55歳以上の社員も3コースを選択可能だが、社員時に短日数又は短時間コースを選択した場合は60歳以降フルタイムを選択できない。給与は勤務地別に異なり、短日数及び短時間の年間所定労働時間及び給与はフルタイムの8割。 |
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○ | B:繊維工業(再雇用制度)
・ | 再雇用適用者の大部分は殖産会社に再雇用され、定型反復等単純作業(職務A)、一定経験による判断業務(職務B)、豊富な経験を要する業務(職務C)の3つの仕事区分に分かれる。 |
・ | 勤務形態は、フルタイム、短日数、短時間など、本人の希望によって幅広く選べる。短時間勤務は時間給による処遇となる。 |
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○ | C:電気機器製造業(ネクストステージパートナー制度)
・ | 「直接雇用コース(自社の直接雇用)」と「高齢者雇用会社雇用コース(関係会社の雇用)」があり、1つの社員身分としている。それぞれフルタイム勤務、パートタイム勤務を選択できる。 |
・ | 労働条件の基本的考え方として、60歳以上の処遇水準は以前の処遇と切り離し、「業界・市場水準の賃金」を基本に、その地域でその仕事を外部に委託した場合の水準を考慮して設定。 |
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○ | D:鉄鋼業(シニア雇用制度)
・ | 対象者は、定年退職する社内勤務者のうち、再雇用することを会社が必要と認め、これを希望したもの。雇用期間は1年以内で必要に応じ更新できるが、62歳に到達した日以降は更新しない。 |
・ | 配置職務は、現職継続又は経験技能を活かせる職務が基本。勤務形態は、通常勤務と短時間勤務(月12〜14日)の2形態で、短時間勤務は、残業、年休等の欠員補充のほか、技術・技能伝承を図るために活用されている。 |
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○ | E:重機械製造業(再雇用制度)
・ | 勤務形態は「フルタイム勤務型」と「パートタイム勤務型(勤務時間短縮型・勤務日数短縮型)」の2形態。勤務時間や休日などについて、フルタイムは定年退職前と同様に、パートタイムは職場ニーズと本人希望に応じて一人ひとり設定される。 |
・ | 再雇用者の賃金は基本給と手当から構成。基本給は、賃金は「定年退職時の本人の職群等級の職能給×成績係数」から算出。「パートタイム勤務型」については、「フルタイム勤務型」の労働時間を基準にして、それぞれ時間給制に換算される。 |
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○ | F:窯業(再雇用制度・シニア社員制度・エキスパート制度)
・ | 再雇用制度:1年更新で上限62歳としているが、公的年金の支給開始年齢繰延と連動。フルタイム勤務で、賃金は基本給20万円、賞与は現役組合員の月数の8割。 |
・ | シニア社員制度:6ヶ月契約で上限は65歳。対象職種はスキルが要求される製造と工事で、製造は仕事量に変動があり、公的年金100%受給を前提にパートタイムで対応(時給制)。工事は施工期間が決められており要員が不足気味ということもあり、フルタイムで対応(日給制)。 |
・ | エキスパート制度:管理職を対象、関連会社で勤務業務委託の形で働く。 |
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○ | G:電力業(e−スタッフ制度)
・ | 会社が指定した12職務に勤務希望者の中から会社が決定。勤務形態は、日勤、3交替勤務、2交替勤務、パート勤務(短時間勤務・短日数勤務)。 |
・ | 賃金は、フルタイムで年収260万円程度、うち本給6割、業績手当4割。パートは、フルタイムの金額を勤務日及び勤務時間に応じて案分。 |
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○ | H:運送業(エルダー制度)
・ | 同一職場で現職継続が基本で、勤務形態は「フルタイム勤務」と「短時間勤務」に分かれ、「短時間勤務」は週所定労働時間の違いにより、「A勤務(30〜40時間未満)」「B勤務(20〜30時間未満)」「C勤務(20時間未満)」の3パターンがある。 |
・ | 雇用契約は1年、契約更新は、厚生年金の満額受給年齢と連動して65歳まで。賃金は、時間単価に勤務パターン毎の月平均所定労働時間をかけた額となる。 |
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