・ | (質問)ドキソルビシンの用法が3分割となっているが、その理由は。→(回答)添付文書の用法が3日間投与となっており、それに準じて3分割とした。 |
・ | (質問)悪性繊維性組織球腫の発生は、高齢者に多いが、高齢者においても投与量を100mg/m2とするのか。→(回答)基本的には、投与量は100mg/m2で行う。高齢者への投与量については、今後の課題。尚、実態として適宜増減の記載があれば、安全性の観点より少ない量で使用する傾向がある。 |
・ | (質問)整形外科領域では、がん専門医が少ないと思うが、どの程度の悪性骨腫瘍患者が専門医の基で治療を受けているのか。→(回答)整形外科領域の化学療法に関しては、症例数が少ないためほとんどのケースが、がんセンター等の専門医がいる施設で行われており、一般の整形外科では治療は行われていないのが現状である。 |
・ | (質問)骨肉腫等を対象とした化学療法は、術前、術後及び再発進行のいずれを想定しているのか。→(回答)組織学的評価が必要となるため、術前化学療法における研究が進んでいる。 |
・ | (質問)術前療法については、副作用等で患者にかなりの負担がかかり手術に影響を及ぼすことはないのか。→(回答)米国で行われた術前療法と術後療法の比較試験においては、術前に化学療法を行うデメリットは否定された。 |
・ | (質問)シスプラチンの投与量を100mg/m26コースで行った場合、完遂率はどのくらいなのか。→(回答)骨肉腫に対しては若年者が多いため8割程度の完遂率が得られている。高齢者については5割程度となっており、安全策として減量等を行っている。 |