・ | 介護福祉士試験受験資格の実務経験の範囲が拡大されているのに対し、養成施設のカリキュラムが追いついていない。
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・ | 16年前に比べて国民の介護に関する認識が非常に高まっている。国民の期待に応えるべく介護福祉士の専門性を高めるためには養成施設の養成課程を現在の2年ではなく3年以上にすべきではないか。
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・ | 養成施設卒業者に比べて、受験組は基礎学力、特に試験と直接関係ない部分について十分理解されていない方が多い。また、技術についても業務内容が多岐にわたるため技術内容に偏りがある方が多い。
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・ | 養成施設のカリキュラムに何でも盛り込むのではなく、養成施設では基礎的なことを教育し、専門領域についての専門性を高める教育は資格取得後に就職先等で別に行うという整理にしてもよいのではないか。
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・ | 介護福祉士という専門性を基礎教育の中で行うために、どのレベルが介護福祉士としての専門性なのかということを意思統一する必要がある。そのうえで、専門領域ごとに相違点を見極めて各分野に特化した専門性を確立していく必要があるのではないか。
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・ | 資格を取得して終わりではなく、資格取得後の継続研修が質を担保するのに必要である。
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・ | 資格取得後の研修を受講してもらうためには、一定の専門領域について認定資格を設ける等のメリットが必要ではないか。
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・ | 認定資格を作る場合には、資格が形骸化しないように、養成施設・学会・職能団体の3者の共通認識のもとで認定を行った方がよいのではないか。
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・ | 職能団体が資格取得後の研修を行った場合、会員以外の資格取得者のレベルをどうするのかという課題が残る。
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・ | 研修では、自分が実際に携わった事例をグループで討議するという事例検討が最も効果的である。
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・ | 介護福祉士の社会的な評価の向上のために、配置基準等の位置付けを明確化していくことが重要である。
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・ | 施設及び在宅等における医療ニーズの高い利用者にどのように対応するかについて、利用者主体という視点に立ち、家族であれば認められるような常識的な行為であれば介護福祉士でも行うことができるよう前向きに議論する必要があるのではないか。
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・ | 医療行為については、利用者の状況に応じた総合的な判断が必要であり、医療関係の資格を有する者に限定すべきではないか。 |