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臓器提供施設より報告された診断・治療概要

1月1日  
夕方 突然の頭痛発症
1月2日  
  嘔気、嘔吐が出現
1月6日  
  構語障害が出現し、他院を受診し頭痛に対して神経ブロックを受ける。
1月7日  
1:37 頭痛のため救急外来を受診する。
心拍73/分血圧127−43mmHg
JCS:1 GCS:E4V5M6=15
対光反射 右+ 左+ 自発運動有り 片麻痺 無し
2:31 頭部CT撮影により、くも膜下出血と診断する。
左シルヴィウス裂を中心としたくも膜下出血(厚さ5から8mm)
早朝 軽度の意識障害(言い間違い、言葉が出にくいなど)を認めた。
脳血管撮影施行。前交通動脈瘤を確認したが、脳血管攣縮が高度のため、手術は待機手術とした(家族は承諾)。保存的加療を続ける。
1月9日 不穏状態となる。鎮静剤を投与す。
1月10日 頭部CT施行し、左中大脳動脈領域に脳梗塞出現。
1月12日 右片麻痺出現。保存的加療を続ける。
1月15日 失語症となる。
1月18日  
0:30 くも膜下出血の再出血により容体が急変する。JCS : 200、 気管内挿管施行し、呼吸器管理とす。
ドルミカム、レペタン、セレネースの持続投与を中止する。昇圧剤開始。
9:45 JCS : 300  瞳孔散大(左右とも6mm) 脳幹反射 すべて陰性、自発呼吸なし。
1月19日  
18:26 臨床的脳死と診断する。ドナーカードを確認する。
19:27 臓器移植ネットワークに連絡する。
1月20日  
0:40 脳死判定委員会を開催する。
0:50 倫理委員会を開催する。
1:31 第1回法的脳死判定を開始する。
3:54 第1回法的脳死判定を終了する。(すべて満たしていると判定)
10:31 第2回法的脳死判定を開始する。
12:45 第2回法的脳死判定を終了する。(法的脳死と判定)
13:07 脳死判定委員会を開催する。
13:50 倫理委員会を開催する。
1月21日  
2:07 臓器摘出術開始する。
6:30 臓器摘出術終了する。


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