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平成16年2月20日

薬事・食品衛生審議会血液事業部会事務局
 厚生労働省医薬食品局血液対策課 御中

(財)化学及血清療法研究所


平成16年度の血液製剤の安定供給に関する計画(案)に対する意見について

平成16年2月10日に開催された第4回需給調査会において、標記の件に関する意見の提出が求められましたので、下記に述べさせていただきます。



1.平成16年度の需給計画について
 弊所は、「安全な血液製剤の安定供給の確保等に関する法律」の基本理念に基づき、国内献血による血漿分画製剤の安定供給を確実に推進していくために尽力しておりますが、平成16年度においても、需給計画に従って適切に対応していく所存です。

2.平成16年度に確保されるべき原料血漿の量の目標について
 今年度108万Lの目標に対して、平成16年度は14万L減の94万Lの目標量となっております。減量となった要因は各社の事情があろうかと思いますが、基本的には今後の製剤の需要量が縮小傾向にある一方で、相当量の中間品と最終製品の在庫を保有することになるためと推測されます。こうしたことは本来望ましいことではなく、貴重な献血血液が有効に利用されるためにどのような対策が取り得るのか、国内自給化が更に促進されるような具体的施策の検討が必要ではないかと思います。

3.原料血漿の標準価格について
 原料血漿の価格につきましては、常に国際競争力を視野にいれた設定をお願いしたいと思います。

以上


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