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平成16年度に配分される原料血漿の標準価格の考え方

1.3社への配分量
 配分量については、平成14年度の配分実績と平成15年度の配分見込量の平均値51万リットル(A)とする。

2.価格の算定方法
 51万リットルの配分に必要な経費を積み上げ、この必要経費の総額を51万で除し、5%の消費税を加えて1リットルの単価(B)とする。

3.算定の根拠となる数値
 入手可能な最新のデータを使用することとし、材料費等(材料費、NAT費用、輸送保管費等)の単価(C)については日本赤十字社から入手したものを使用する。

4.輸血用製剤との原価の切り分け
 全血採血、PC由来の原料血漿については、輸血用製剤も同時に製造されるので、最終的な輸血用製剤の薬価と原料血漿の価格とで、原価を按分(D)し原料血漿に係る経費とする。

按分の例:全血400ml採血からは、2単位のMAP(薬価:11,504円)と240mlの血漿(13,170×240/1000=3,161円)が製造されるので、材料費における原料血漿分を3,161/(11,504+3,161)=21.6%とする。

5.採血方法別の原料血漿の配分量
 各採血方法別の件数の割合で51万リットルを按分し配分量(E)とする。

6.人件費等の経費の算定
 血液事業の収入に占める原料血漿の配分による収入の割合により、支出された人件費等の経費(F)を按分し算定する。

計算式: B=[Σ(Cn×Dn×En)+F)]/A×1.05
(nは採血方法を示す。)


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