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介護認定審査会意見の現状

 介護認定審査会は、審査・判定結果を市町村の通知するときに、
  (1)要介護状態の軽減又は悪化の防止のために必要な療養に関する事項
  (2)サービスの適切かつ有効な利用等に関する留意事項
について意見を述べることができることとなっている。
 現在、認定審査会が意見を付する割合は約0.3%と低いが、合議体が積極的に意見を付している市町村もある。意見内容としては特定のサービスの利用を推奨するものが多い。

1 審査会で付された意見数

 
 件数割合
療養に関する事項164件0.2%
サービスに関する事項142件0.1%
合計306件0.3%
(H15.6要介護認定事務に係る現況調査結果、6/23〜27の審査判定件数107,156件中)

2 意見数の多い市町村(例)

  上記2の306件の意見数のうち、それぞれの事項で意見数の多い市町村

(1)療養に関する事項 春日井市(愛知) 37件(審査件数185件、約20.0%)
呉市(広島)17件(審査件数188件、約 9.0%)
米沢市(山形)13件(審査件数116件、約11.2%)

(2)サービスに関する事項橿原市(奈良)22件(審査件数 48件、約45.8%)
川越市(埼玉)19件(審査件数160件、約11.9%)
つくば市(茨城)14件(審査件数 56件、約25.0%)

3 意見の記載内容(例)

(1)療養に関する事項

 「訪問歯科診療が望ましい」、「訪問看護が望ましい」、「通所系サービスが望ましい」(春日井市)など

(2)サービスに関する事項

 「リハビリをケアプランに組み入れるよう努めてください」「訪問診療、訪問看護をケアプランに組み入れるよう努めてください」(橿原市)「訪問リハをすすめる」(川越市)

4 意見の通知

  介護認定審査会で付された意見は、要介護認定結果通知書、介護保険被保険者証に記載され、本人へ通知される。本人への通知を参考にケアマネジャーは、ケアプランを作成する。


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