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資料NO.1

米国におけるBSE発生について

1 BSE感染牛の概要
(1)感染牛の概要
(1)種:ホルスタイン種(雌)
(2)年齢:6歳8ヶ月(1977年4月出生)
(3)飼育農場:ワシントン州マブトン(2001年9月カナダから導入)
(4)生産農場:カナダ・アルバータ州カルマー

(2)検査の概要(日付は現地時間)
(1)2003年12月9日、と畜場で歩行困難な牛としてと殺され、BSEサーベイランスの対象として検体採取。
(2)2003年12月23日、米国農務省におけるBSE検査(病理組織検査及び免疫組織化学検査)の結果、BSEの感染が推定されると判断された旨(初回検査2003年12月22日、再検査2003年12月23日)発表。同日、確定診断のため、検体を英国の国際リファレンス研究所に送付。
(3)2003年12月25日、英国の研究所での検査結果が米国農務省の検査結果と一致した旨発表。

2 感染原因・感染経路について
(1)カナダにおける調査
(1)当該感染牛が出生した1997年当時、当該農場では肉骨粉を含む配合飼料が使用されていた。
(2)この肉骨粉を製造したアルバータ州のレンダリング施設を特定したが、その原料として使用された牛の追跡は困難。
(3)当該レンダリング施設で製造された肉骨粉の販売先について調査中であるが、米国への輸出も含めかなり広範に流通していた模様。

(2)米国における調査
(1)当該感染牛は4歳4ヶ月で米国に輸出され、ワシントン州マタワの農場(約1.5ヶ月)を経由し、2001年10月から発生農場で2年余飼養。
(2)発生農場では、少なくとも1997年8月の肉骨粉給与禁止前には肉骨粉を給与していたことが、また2002年4月までは血粉を蛋白飼料として給与していたことが確認されている。


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