平成１６年度の原料血漿の配分に係る検討事項について（案）

１．

標準価格計算の考え方

（１）

　積算の根拠とする採血費用等のデータは、日本赤十字社の平成１４年度の資料及び入手可能なその他の資料を使用。

（２）

　凝固因子製剤用原料血漿

ア	原料血漿の製造経費として積算する費用を材料費、ＮＡＴ費用、人件費、その他の費用に分類し個別に積算する。
イ	経費別に積算した費用の総計を製造業者への配分量で除して単価を算出する。　配分量の計算に当たっては、凝固因子製剤用とその他の分画製剤用の製造費用は同等と考えられるので、合算した５１万リットルで試算する（平成１４年度実績及び１５年度見込の平均）　なお、その他の分画製剤用には脱クリオ血漿は含めない。
ウ	以上により積算した金額に消費税として５％を加算する。

（３）

　その他の分画製剤用原料血漿

　凝固因子製剤用原料血漿の標準価格を基礎とし、血液凝固第VIII因子製剤が製造できない点を考慮し減額する。

（４）

　中間原料
　原料血漿からの分取費用等、中間原料から製造される分画製剤の薬価に占める原料血漿費の割合、現行標準価格を比較して積算。

２．

原料血漿の標準価格（案）

　価格は全て消費税(5%)込みである。