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第2 仕様書の内容

 委託者が企画提案を募集するに際して民間事業者に提示する仕様書においては、民間事業者による企画提案の検討を可能にするため、次に掲げる事項を記載すべきである。

1.本事業の枠組み

(1)趣旨

(2 )対象地区

 当面は、本事業の確実な実施を期するため、各対象地区で1の民間事業者を選定する。

(3 )対象者

 選定及び特定の方法

 仕様書の提示から委託契約の締結までに相当の期間を必要とするため、仕様書を提示する時点では、対象者を特定しない。

 仕様書の提示から民間事業者の選定までの間に対象者を選定する。具体的には、公共職業安定所において、公共職業安定所に求職の申込みをしている30歳以上60歳未満の者のうち、離職後1年(雇用保険受給者にあっては、離職後1年、かつ、雇用保険受給終了後2か月、雇用調整方針の対象者にあっては、雇用保険受給終了後2か月)以上の者(以下「長期失業者」という。)のリストアップを行う。その上で、長期失業者支援コーディネーター(仮称)において、
(1)  公共職業安定所で求職活動に積極的に取り組んできたかどうか
(2)  民間事業者の就職支援等の利用を希望するかどうか
に関する聞き取りを行う。

 対象者を特定した形で委託契約を締結する。

 委託契約締結後速やかに、公共職業安定所において、対象者の同意を得た上で、受託民間事業者に対し、対象者に関する情報(=氏名、性別、生年月日、現住所、電話番号、家族、仕事をする上で身体上注意する点、就職に関する希望、学歴、免許・資格及び職歴)を提供する。

 人数及び属性

 対象者の人数については、
(1)  おおむね一定の人数を予定しているが、長期失業者の希望状況等により、変動が有り得ること
(2)  一定の人数を上回ることがないこと
(3)  一定の人数を下回る場合には、民間事業者が委託契約の締結を辞退し得ること
とする。

 対象者の属性については、対象地区を管轄する公共職業安定所の長期失業者に係る性別、年齢、希望月収、希望職種、前職の職種等の分布に関するデータとする。この場合においては、初回を除き、従前に本事業を実施した際のデータを活用する。なお、仕様書で提示された対象者の属性と委託契約で特定された対象者の属性との間では、変動が有り得るものとする。


2.民間事業者の選定

(1 )スケジュール

 仕様書説明会の開催日時

 民間事業者間の公平を図るため、仕様書説明会以外では、仕様書に関する質問に回答しない。

 企画書の作成期間

 民間の事業の実態を踏まえ、仕様書の提示から企画書の提出までを2〜3週間程度とする。

 企画提案の審査期間

 他の企画競争の例を踏まえ、企画書の提出から民間事業者の選定までを3〜4週間程度とする。

 委託契約の締結時期

 民間事業者選定後速やかに、委託契約を締結する。


民間委託による長期失業者の就職支援事業に係る対象者及び民間事業者の選定に関する手順

民間委託による長期失業者の就職支援事業に係る対象者及び民間事業者の選定に関する手順の図


(2)民間事業者の要件

(3)企画書の内容

(4)審査基準の内容

(5)契約書の内容

3.その他参考となる事項


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