薬事・食品衛生審議会
　会長　　井村　伸正　殿

　平成１５年１１月１２日付け厚生労働省発食安第１１１２００６号をもって厚生労働大臣から諮問された標記については、食品安全委員会における食品健康影響評価の結果（平成１５年９月１１日付け府食第１０１号）を踏まえ、当分科会において審議を行った結果、下記のとおり議決したので報告する。

　伝達性海綿状脳症に関する牛せき柱を含む食品等の安全性確保対策については、別紙のとおり基準を設定することが適当である。

１．	BSE発生国の牛肉であって、消費者に販売されるものについては、せき柱（胸椎横突起、腰椎横突起、仙骨翼及び尾椎を除く。以下同じ。）を除去しなければならない。
２．	BSE発生国の牛肉からせき柱を除去する場合は、背根神経節による牛肉及び食用に供する内臓の汚染を防ぐように処理しなければならない。
３．	BSE発生国の牛のせき柱を原材料として使用して、食品、添加物又は器具若しくは容器包装を製造し、加工し、又は調理してはならない。
４．	グリセリン、脂肪酸及びこれらのエステル類等、油脂を高温高圧の条件の下で、加水分解、けん化又はエステル交換したものにあっては、上記の限りでない。

照会先 　厚生労働省医薬食品局 　食品安全部基準審査課 　　担当者：鶴身(2488)　浦上(2489) 　　　　　TEL　03-5253-1111