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平成15年11月14日

国産牛せき柱の取扱いに係る実態調査結果


 牛せき柱を枝肉から除去している施設(食肉処理業、食肉販売業等)
(1)牛せき柱を枝肉から除去している施設    286施設
(2)せき柱の処理方法
処理方法 施設数 処理量
(kg/日)
処理量全体に
占める割合(%)
化製場 225 45,463 92.9%
食品製造施設※1 9 235 0.5%
産業廃棄物 18 2,162 4.4%
一般廃棄物 6 12 0.0%
その他 32 1,046 2.1%
合計 286(290) 48,918 100.0%
 注)施設数の合計欄の括弧書きは延べ数

(参考) と畜頭数 1,114,686頭(平成13年)
せき柱の重量:
 16,720,290kg(1頭当たり15kgとして算出)/平成13年
 →55,734kg/日(1年300日稼働と想定)

※1:食品製造施設の内訳
食品製造施設 施設数
ラーメン店 2
飲食店 4
牛脂製造業 2
小売店 1
合計 9

 国産せき柱を用いて骨油、ゼラチン、エキス等の食品、食品添加物又は器具等の製造施設

製品名 施設数 せき柱使用量
(kg/日)
使用量全体に
占める割合(%)
製品の生産量
(kg/日)
エキス 7 2,769 27.2% 7,987
骨油※2 4 8,356 72.8% 2,593
合計 8
(11)
8,885
(11,125)
100.0% -
 注)施設数及びせき柱使用量の合計欄の括弧書きは延べ数
 ※2:せき柱の他、その他の骨、内臓、脂肪等から製造された油を含む。

  (参考1)実態調査の時点で3施設(3施設ともエキス、骨油の両方を製造)がせき柱を用いた食品の製造を中止していた。1施設は平成13年10月、1施設は本年5月、1施設は今年になって製造を中止。上記結果は、過去の製造量に基づき報告があったもの。
  (参考2)牛骨エキスの国内生産量は食品化学新聞社によると4,030t(平成13年)であり、1日当たりに換算すると13tである。
  (参考3)牛脂(通常牛の脂肪から製造される)の国内生産量は、日本マーガリン工業会によると、44,567t(平成14年)であり、1日当たりに換算すると149tである。上記の骨油生産量から割合を算出すると約2%となる。
  (参考4)ゼラチン、骨ペースト等の加工品については、報告なし。

(製品毎の加工方法)
加工方法 エキス 骨油 合計
100℃ 2〜4時間 1 1 2
115℃ 5気圧 120分   1 1
120℃ 1気圧 2時間 1   1
133℃ 3気圧 20分 1   1
140℃ 3気圧 60分 1 1 2
150℃ 7気圧 60分 1 1 2
159℃ 5気圧 90分 1   1
164℃ 7気圧 90分 1   1
合計 7 4 11


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