| ・ | 社会的養護は、子育て支援の一翼を担うものとして積極的に位置付けていくべきである。 |
・ | 具体的な施策を検討するに当たっては、支援を行う大人の側からではなく子どもを中心に据えて、「子どもの人としての権利をきちんと守る」という権利擁護の視点を持つことが重要である。 |
・ | 安全な生活を保障するだけでなく、子どもの治療やケアの機能を充実させていくことが必要である。 |
・ | 育児の社会化、「子どもは社会の中で育つ」という認識の下、家庭的養護と施設養護に加え、地域社会全体による養護という視点が必要である。 |
・ | これからの社会的養護は、基本的に施設養護からより家庭的な養護に移行していくことが必要である。 |
・ | 里親と施設が相互に補い合うという里親機能と施設機能の融合の視点を持ち、里親、施設、更には地域のサービスを連動させることが重要である。 |
・ | 施設の種別を超えた支援体制が必要である。 |
・ | 子どものケアだけでなく、「親」を含めた子どもと家族へのケアが重要である。 |
・ | 必要に応じて、子どもの権利を守るための危機管理について検討すべきである。 |
・ | 「社会的養護をめぐる現在の諸問題は、これまで子どもの養育に社会的資源が十分に投入されてこなかったことの結果である」との認識の下で、支援を充実させていくことが必要である。 |
・ | 子どもにとっての最善の利益を実現するために、国、地方公共団体、保護者、関係団体などが、その責任を適切に果たしていくことが必要である。 |