検査項目: HBVに関する核酸増幅検査
(目的) | 検体のHBV−DNA量は日本赤十字社が実施した試験によると概ね1000コピー/ml(約230IU/ml)未満と報告されているところであるが、本依頼試験ではその妥当性を確認する目的で、以下の試験を実施した。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(方法) | A.定量試験としてS領域のTaqManPCRを実施した。本試験は定量試験であり、検出限界以下であっても定性試験としての陰性を意味しない。 B.200IU/ml以上の検体をスクリーニングできるように感度を調整してpX領域のnPCRを実施した。よって、HBV陽性検体であっても200IU/ml未満であれば本試験では陰性となる。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(結果) |
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A: | TaqManアッセイ当たり血漿40μl相当量のDNAを使用。 (-)は検出限界以下、(+)は陽性で33IU/ml未満。数値は血漿ml当たりに換算した結果を示す。 |
B: | nPCRアッセイ当たり血漿1μl相当量のDNAを使用。HBV−DNA国内標準品200IU/mlを検出できる。検体21の数値は10倍希釈系列のエンドポイント法による推定値 |
C. | 検体番号10と21は50人プ-ルで陽性 |
以上