戻る

基本ポートフォリオの見直しについて


1.趣旨

 ○ 平成16年の年金財政再計算における運用利回りの見直しに合わせて、それと整合的な基本ポートフォリオとなるよう見直す必要。
 なお、現行の「運用の基本方針」においては、財政再計算の際に必ず検討することとされている。

年金積立金の運用の基本方針
第2 積立金の運用に係る長期的な観点からの資産の構成に関する事項
 三 基本ポートフォリオの見直し
 基本ポートフォリオは、年金財政、運用環境等、現状で考え得る将来を想定して策定したものであるが、想定した運用環境が現実から乖離していないか、また基本ポートフォリオが年金制度の円滑な運営に適合しているか等の検証を行う。
 法律の定める(1)毎年1回の検証及び(2)少なくとも5年に1回行われる財政再計算の際に必ず検討することのほか、必要に応じて随時見直す。


2.検討のスケジュール

 ○ 次期年金制度改革案の内容が決定した段階で、新しい基本ポートフォリオ案を意見書として取りまとめ、厚生労働大臣に報告。

 ○ 新しい基本ポートフォリオ案の作成に関する専門的・技術的な検討は、運用利回りの範囲の検討を行った検討作業班において行う。

厚生年金保険法第79条の4(基本方針)
 厚生労働大臣は、基本方針を定めようとするときは、あらかじめ、社会保障審議会に諮問するものとする。
 厚生労働大臣は、基本方針を定めたときは、遅滞なく、これを公表しなければならない。
 厚生労働大臣は、積立金の運用の状況及びその年金財政に与える影響、年金資金運用基金における年金資金の管理及び運用の状況、内外の経済動向その他の事情を考慮し、毎年少なくとも一回、基本方針に検討を加え、必要があると認めるときは、これを変更しなければならない。
 厚生労働大臣は、前項の検討を行うに当たつては、社会保障審議会の意見を聴かなければならない。
 第三項、第五項及び第六項の規定は、第七項の規定による基本方針の変更について準用する。


トップへ
戻る