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中央最低賃金審議会(会長 渡辺 章 東京経済大学教授)は、本年5月14日、厚生労働大臣から「平成15年度地域別最低賃金額改定の目安について」の諮問を受け、目安に関する小委員会を設けて審議を重ねてきたが、本日、別添のとおり厚生労働大臣に対して答申を行った。
答申の内容は、平成15年度地域別最低賃金額改定の目安については、意見の一致をみるに至らず、昨年度同様、目安に関する公益委員見解を地方最低賃金審議会に提示するというものである。
公益委員見解の内容は、「平成15年度地域別最低賃金額改定の引上げ額の目安は、各ランクとも0円とする」となっている。
今後、各地方最低賃金審議会は、この公益委員見解を参考にしつつ地域における賃金実態調査、参考人の意見等も踏まえ審議を行い、その審議結果に基づき都道府県労働局長が地域別最低賃金額を決定することとなっている(したがって、参考5の現行最低賃金額が、必ずしも改定後の最低賃金額となるものではない。)。