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第2回神経芽細胞腫マススクリーニング検査のあり方に関する検討会における主な議論


(我が国における調査研究の評価について)
現在行われているコホート研究は、有効性が示された後ろ向きコホート研究と、質的な差はなく、この論争に決着をつけるような証拠としての強さがあるかどうかについて疑問があるのではないか。(坪野委員)

現在行われているコホート研究は、これまでの(日本で行われた)研究よりも精度が高く、参考になるのではないか。(久道委員)

現在行われているコホート研究の結果を待って結論を出すべきではないか。(柳田委員)


(神経芽細胞腫マススクリーニングによる不利益について)
96年の新聞記事では、神経芽細胞腫マススクリーニングで発見された例のうち、6人が手術死しているとされており、神経芽細胞腫マススクリーニングによる不利益があるのではないか。(前野委員)

神経芽細胞腫マススクリーニングで発見された例に対する治療による死亡は減少しているはず。しかし、手術を受けたことによる何らかの合併症が1割程度はあるとの報告がある。(橋都委員)


(その他)
そもそもスクリーニング例での組織マーカーは、ほとんどが良性の経過をたどるものであることを示している。時間経過の中で性質が変わることを証明されない限り、スクリーニングが有効であるとは思えない。(橋都委員)


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