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年金積立金の運用利回り等についての検討


1.検討を行う趣旨

 現在、年金積立金の運用においては、前回(11年)の財政再計算に基づき、名目賃金上昇率を1.5%上回る運用利回りを長期的に確保することを前提にして、年金財政計画が立てられている。

 平成16年には、年金制度の改革が予定されており、現在、社会保障審議会年金部会等において、年金改革に関する議論が進められており、年金財政計画上の予定利回り等についても見直しが行われると考えられる。

 この予定利回りは、年金積立金の運用において、実際に確保できると見込まれる運用利回りを設定することが必要である。
 このため、年金積立金の運用の側から、確保できると見込まれる運用利回りの範囲について、年金部会に報告を行う。

2.検討の進め方

 当分科会において、まず、運用利回りの前提となる賃金、物価などの経済前提について議論を行い、その後、各資産のリスクプレミアムの推計等を行った上で、確保しうる運用利回りについての検討を行う。

 検討結果について、7月下旬を目途に、年金部会に報告する。


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