社会保障審議会介護保険部会について
介護保険制度については、法施行後5年を目途に全般に関して検討を行い、その結果に基づき必要な見直し等を行うこととなっている。 このため、当初3年間の第1期事業運営期間の制度施行状況を踏まえ、介護保険制度に関する課題及びその対応方策等について議論いただくため、平成15年3月19日の第10回社会保障審議会において介護保険部会の設置が了承された。
介護保険法附則第2条(検討) 介護保険制度については、要介護者等に係る保健医療サービス及び福祉サービスを提供する体制の状況、保険給付に要する費用の状況、国民負担の推移、社会経済の情勢等を勘案し、並びに障害者の福祉に係る施策、医療保険制度等との整合性及び市町村が行う介護保険事業の円滑な実施に配意し、被保険者及び保険給付を受けられる者の範囲、保険給付の内容及び水準並びに保険料及び納付金(その納付に充てるため医療保険各法の規定により徴収する保険料(地方税法の規定により徴収する国民健康保険税を含む。)又は掛金を含む。)の負担の在り方を含め、この法律の施行後5年を目途としてその全般に関して検討が加えられ、その結果に基づき、必要な見直し等の措置が講ぜられるべきものとする。 |
介護保険部会委員名簿
市川 明壽 | 日本在宅介護協会専務理事 | |
上田 敏 | 日本障害者リハビリテーション協会顧問 | |
漆原 彰 | 全国老人保健施設協会会長・介護療養型医療施設連絡協議会副会長 | |
大村 敦志 | 東京大学法学部教授 | |
小川 泰子 | NPO法人湘南ふくしネットワークオンブズマン理事 | |
貝塚 啓明 | 中央大学法学部教授 | |
喜多 洋三 | 全国市長会介護対策特別委員会委員長(大阪府守口市長) | |
木村 隆次 | NPO法人青森県介護支援専門員連絡協議会理事 | |
京極 高宣 | 日本社会事業大学学長 | |
見坊 和雄 | 全国老人クラブ連合会副会長 | |
潮谷 義子 | 熊本県知事 | |
下村 健 | 健康保険組合連合会副会長 | |
田近 栄治 | 一橋大学大学院教授・経済学研究科長 | |
永島 光枝 | 呆け老人を抱える家族の会理事 | |
中村 博彦 | 全国老人福祉施設協議会会長 | |
西島 英利 | 日本医師会常任理事 | |
秦 洋一 | 日本医学ジャーナリスト協会副会長 | |
花井 圭子 | 日本労働組合総連合会総合政策局生活福祉局次長 | |
矢野 弘典 | 日本経済団体連合会専務理事 | |
山崎 摩耶 | 日本看護協会常任理事 | |
山本 文男 | 全国町村会会長(福岡県添田町長) | |
(敬称略、50音順) |
高齢者介護研究会について
I.設置の趣旨
平成16年度末を終期とする『ゴールドプラン21』後の新たなプランの策定の方向性、中長期的な介護保険制度の課題や高齢者介護のあり方について検討するため、研究会を設置する。 |
II.研究会の位置付け
○ | 厚生労働省老健局長の私的研究会。 |
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○ | 会議の庶務は関係課の協力を得て老健局総務課が行う。 |
III.検討日程
○ | 本年3〜6月に、それぞれの検討課題について議論。 |
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○ | 本年6月をメドに報告を取りまとめ。 |
IV.検討会での主な検討事項
(1) | ポスト『ゴールドプラン21』の策定の方向性の検討 |
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(2) | 中長期的な介護保険制度の課題、高齢者介護のあり方 |
高齢者介護研究会委員
片山 壽 | 尾道市医師会長 | ||
川越 博美 | 聖路加看護大学教授 | ||
駒村 康平 | 東洋大学助教授 | ||
高橋 紘士 | 立教大学教授 | ||
高村 浩 | 弁護士 | ||
○ | 田中 滋 | 慶應義塾大学教授 | |
樋口 恵子 | 高齢社会をよくする女性の会代表 (3月19日付けで委員退任) |
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◎ | 堀田 力 | さわやか福祉財団理事長 | |
本間 昭 | 東京都老人総合研究所精神医学研究部長 | ||
森田 朗 | 東京大学教授 | ||
◎は座長、○は座長代理 (五十音順・敬称略) |
高齢者介護研究会における検討経過
第1回(3月 5日) | 検討項目の整理 |
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第2回(3月12日) | 10年後の高齢者像 家族との関係 地域ケア 第3のサービス |
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第3回(3月27日) | 地域ケア 家族介護 |
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第4回(4月16日) | 小規模多機能・地域分散型ケア 地域ケア |
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第5回(4月30日) | 痴呆性高齢者対策 |
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第6回(5月 9日) | サービスの質の向上 利用者の選択・自己決定 |
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第7回(5月16日) | 地域ケア 制度の持続可能性 |