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OECDにおける高生産量化学物質(HPV:High Production Volume Chemicals)
点検プログラムについて



1991年のOECD理事会における既存化学物質の点検とリスク削減のための協力に関する決定に基づいて、OECDでは高生産量化学物質(OECD加盟国の少なくとも1ヶ国で年間1000トン以上生産されている化学物質)について、有害性の初期評価を行うために必要と考えられるデータを加盟国で分担して収集し、初期評価を行うプログラムを1992年から推進している。
 現在、約5,200物質が対象となっている。

 HPV点検プログラムで求められる試験データは、
物理化学性状、光分解性等の環境中運命、生体毒性
毒性(急性毒性(経口、吸入)、バクテリアによる変異原性、細胞による変異原性、28日間反復投与毒性、生殖毒性)である。

 最終的には2020年までのなるべく早い時期に、OECDリストの物質について評価を完了することを目標としている。


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