資料2 |
左脳内出血で療養中の78歳の男性。後遺症で右不全麻痺となり、寝たきりの日々が続いていたため、廃用性の2次的障害があり仙骨部には褥創が発生している。また、嚥下機能も低下しており、誤嚥性肺炎の予防のため胃瘻を造設して、経管栄養を行っている。出血後の後遺症のため尿意や便意ははっきり自覚できず、膀胱留置カテーテルが挿入されており、便は失禁することもある。最近、飲水だけは本人の希望に沿い経口摂取していたが、誤嚥性肺炎にかかり、喀痰量が多く一度痰詰まりを起こしたため、一時的に気管切開をした。また、喀痰の喀出を促すため、吸入、吸引を行っており、抗生剤の点滴静脈内注射をしている。 |
医療処置 | 看護 | 医療機器 | 衛生材料 | 消毒薬 | 薬剤 | 特定保険医療材料 |
胃瘻管理 | チューブ交換 チューブの固定 注入前後の観察、確認 注入中の姿勢の確保 | スタンド (ポンプ) | イルリガートル 連結チューブ、テープ カテーテルチップ Yガーゼ、シリンジ、綿球 | 消毒薬 | 表面麻酔薬 経腸栄養剤 | 栄養用カテーテル |
呼吸管理 | 気管カニューレ交換 Yガーゼ交換 人工呼吸器の回路交換 | 酸素 吸引器 | Yガーゼ、ガーゼ、綿球 吸引チューブ カニューレ、シリンジ | 消毒薬 | 表面麻酔薬 | 気管カニューレ |
吸入 | 吸入器のセッティング | 吸入器 | 嘴管、チューブ シリンジ | 消毒薬 | 吸入薬 | |
吸引 | 吸引 タッピング、体位ドレナージ | 吸引器 | 吸引チューブ アルコール綿 | 消毒薬 | ||
点滴静脈内注射 | 刺入部の観察、注入開始 ヘパロック 輸液後の観察 | スタンド | 点滴セット、針、テープ アルコール綿 ディスポのシリンジ | 消毒薬 | 抗生剤、生食 | 血液凝固阻止剤 |
褥創処置 | 洗浄、ドレッシング 体位変換 | 滅菌ガーゼ ドレッシング剤、テープ | 生食、軟膏 | 皮膚欠損用創傷被覆材(1月) | ||
膀胱留置カテーテル | カテーテル交換 陰部洗浄 | シリコンカテーテル 畜尿袋 | 表面麻酔薬 | 膀胱留置用カテーテル | ||
*医療機器、衛生材料、消毒薬は在宅指導管理料の診療報酬点数の中に含まれており、請求できない。 | *薬剤料、特定保険医療材料料は別途に請求できる |
在宅療養指導管理料 | 診療報酬点数 | |
C100 | 退院前在宅療養指導管理料 | 120 |
C101 | 在宅自己注射指導管理料 | 820 |
C102 | 在宅自己腹膜灌流指導管理料 | 3800 |
C102-2 | 在宅血液透析指導管理料 | 3800 |
C102 | 在宅酸素療法指導管理料 | 2500 |
(チアノーゼ性先天性心疾患の場合) | 1300 | |
C104 | 在宅中心静脈栄養法指導管理料 | 3000 |
C105 | 在宅成分栄養経管栄養法指導管理料 | 2500 |
C106 | 在宅自己導尿指導管理料 | 1800 |
C107 | 在宅人工呼吸指導管理料 | 2800 |
C107-2 | 在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料 | 250 |
C108 | 在宅悪性腫瘍患者指導管理料 | 1500 |
C109 | 在宅寝たきり患者指導処置管理料 | 1050 |
C110 | 在宅自己疼痛管理指導管理料 | 1300 |
C111 | 在宅肺高血圧症患者指導管理料 | 1500 |
C112 | 在宅気管切開患者指導管理料 | 900 |