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資料1

訪問看護における医療処置の実際と
衛生材料等の取扱いに関する現状と課題

1. 現状の問題

(1) 医療機器・衛生材料等の提供の方法について

(1)医師側の現状
衛生材料の提供が十分に行われていない
医師の請求方法の理解・不適切な量の処方・在宅使用に不適切な規格の物品
医師が処方すべき物品の把握ができていない
開業医が衛生材料を持たない
(2)看護師側の現状
衛生材料の調達に多大な労力・費用を伴う
(3)利用者側の現状
機関による自己負担額の差に対する不満

(2) 医療機器・衛生材料等を用いた処置・管理業務
看護師側の現状
 緊急時の機器交換に対する対応への困難
 医療機器・衛生材料の管理責任の所在

2.今後の検討課題

医師側: 指導、管理料に含まれていて病院が交付しなければならないが、保険請求できないシステムが障害となると考える(輸液セット・衛生材料絆創膏等)
看護師側: 訪問看護ステーションでは、かかりつけ医から支給されない時のため、物品(衛生材料・看護用器具等)を扱っている事実があるが薬事法では禁止されていることを踏まえ、今後の検討課題である。
 明らかに疾患から必要となる物品は指示書により事前に準備できるが、緊急時にステーションが一時的に物品、薬剤等出した場合は手続きが煩わしく結局ステーションからの持ち出しとなる。
 利用者の数名の方が糖尿病疾患(併病)を持っており、血糖測定(簡易)が必要なため、ステーションで購入している。また、今後、在宅へ医療依存度の高い方が病院から帰られることが予測されるため、人工肛門・膀胱等パウチ、酸素吸入用アンビューバック、パルスオキシメーター等をステーションで購入している。



看護用具使用割合 (PDF 307KB)


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