1 趣旨
平成16年4月から必修化される医師の臨床研修に関して医学生を対象としてアンケート調査を行った。調査実施にあたっては厚生労働省における検討状況(医道審議会医師分科会医師臨床研修検討部会、新医師臨床研修制度検討ワーキンググループの議事録及び資料)を厚生労働省のホームページを通じてお知らせした。
2 実施期間
平成14年9月2日から9月30日まで
3 実施方法
調査票を厚生労働省ホームページに掲載。結果は、メール、ファックス及び郵送で受付。
4 対象
全国の医学生(全学年)
5 回収数
5,525件。うち、白紙であった3件を除き、5,522件を集計した。
6 回答者の構成
(1) | 学年別の構成割合 回答者の学年別の構成は、5年生と4年生が半数以上を占めていた(表1)。 表1 学年別の構成割合
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(2) | 都道府県別の構成割合 全体の割合は多い順に、東京18.5%、北海道11.4%、岡山11.0%、 大分8.8%となっている。 図1 都道府県別の構成割合 |
※ | 数値は、全国の回答者数に対する各都道府県の回答者数の割合を表す |
7 集計結果
集計結果は、アンケートの質問項目毎に整理している。
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※ | 数値は、質問の全回答数(全体4,927件、5年生1,609件)に対する回答項目の構成割合 |
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回答割合が多い項目について、グラフに示した。
※ | 数値は、全回答者数(全体5,522件、5年生1,714件)に対する回答項目の構成割合 |
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全体のうち、プライマリ・ケアに優れた医師69.6%、専門医66.3%であった。
※ | 数値は、全回答者数(全体5,522件、5年生1,714件)に対する回答項目の構成割合 |
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回答は、全体については25〜30万円が最も多く、次に20〜25万円が多かった。また、5年生については、25〜30万円が最も多く、次に30〜35万円が多かった。
必要な手当の平均値は、全体29.5万円、5年生30.7万円であった。
※ | 数値は、質問の全回答数(全体5,524件、5年生1,712件)に対する各項目の比率 |
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※ | 数値は、全回答者数(全体5,522件、5年生1,714件)に対する回答項目の構成割合 |
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※ | 数値は、質問の全回答数(全体5,577件、5年生1,742件)に対する回答項目の構成割合 |
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プライマリ・ケア医を目指すという医学生が全体の約4分の1を占めていた。
※ | 数値は、質問の全回答数(全体5,519件、5年生1,722件)に対する回答項目の構成割合 |
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全体では、内科38.0%、外科16.4%、小児科12.9%の順に多かった。その他の診療科としては、脳神経外科2.7%、麻酔科2.6%、耳鼻科2.2%であった。
※ | 数値は、全回答者数(全体5,522件、5年生1,714件)に対する回答項目の構成割合 |
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※ | 数値は、質問の全回答数(全体5,502件、5年生1,705件)に対する回答項目の構成割合 |