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資料3―1

検討対象化学物質選定の考え方について(案)

(主査:江馬委員)


1. 化学物質に係る水質基準(健康関連項目)
(1)  現在設定されている水質基準等の項目(水質基準(健康関連項目)、監視項目、ゴルフ場農薬項目(環境省分も含む))は検討対象項目とする。
(2)  (1)の他、WHO飲料水水質ガイドライン第3版で健康影響の観点からガイドライン値の改訂・追加の検討がなされている項目は検討対象項目とする。(農薬を除く)
(3)  (1)〜(2)の他、WHO飲料水水質ガイドライン第2版、米国EPA、EUにおいて健康影響の観点からガイドライン値や基準値が設定されている項目のうち、日本の水道水中で検出報告(注)のある項目は検討対象項目とする。(農薬を除く)
(4)  上記の他、専門的観点から検討する必要のある物質を検討対象項目とする。

2. 性状に係る水質基準
(1)  現在設定されている水質基準等(水質基準(性状関連項目)、快適水質項目)の項目は検討対象項目とする。
(2)  (1)の他、WHO飲料水水質ガイドライン第3版で性状(Acceptability)の観点からガイドライン値の改訂・追加の検討がなされている項目は検討対象項目とする。
(3)  上記の他、専門的観点から検討する必要のある物質を検討対象項目とする。


(注)水道水中の検出報告事例について

 リストの検討に当たって水道水中からの検出報告の根拠とした資料は以下のとおり。
(1) 有害化学物質等一斉測定調査(水道水源における有害化学物質等監視情報ネットワーク(平成11年度調査))
<厚生労働科学研究>
(2) WHO飲料水水質ガイドライン改訂等に対応する水道における化学物質に関する研究(平成13年度)
(3) 水道における化学物質の毒性、挙動及び低減化に関する研究(平成10〜12年度)
(4) WHO飲料水水質ガイドライン改訂に対応するための化学物質等に関する研究(平成9年度)
(5) 内分泌かく乱化学物質の水道水からの暴露等に関する調査研究(平成10年度)
(6) 内分泌かく乱化学物質の水道水中の挙動と対策等に関する研究(平成11〜12年度)
<地球環境保全等試験研究(公害防止等試験研究)>
(7) 水道水原水域等における親水性難分解性有害化学物質の動態と水道リスク評価ならびに制御に関する研究(平成13年度)
(8) 界面活性剤の水道水源水域及び利水過程研究(平成10〜12年度)
(9) 水道水原水域及び利水過程における親水性利水障害物質の適正管理研究(平成7〜9年度)


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