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対象疾患の今後の考え方の例示(案)

 詳細および新規に対象とするべき疾患については今後さらに検討を続ける予定である。

1 悪性新生物

・悪性新生物(頭蓋内または脊柱管内の新生物を含む)

2 慢性腎疾患

・腎機能が低下している、または薬物療法を必要とする糸球体疾患
・ステロイド抵抗性または再発を繰り返すネフローゼ症候群
・薬物療法を必要とする腎尿細管性アシドーシス
・重症型の紫斑病性腎炎
・腎機能が低下している、または低下が予測される先天性腎疾患
・両側に巨大な結石がある等、腎機能低下が予測される、または腎機能が低下している腎尿路結石

 等

3 ぜんそく

・頻回に入院治療を必要とする重症ぜんそく

 等

4 慢性心疾患

・合併症(心筋障害、不整脈)、残遺症(手術で完治できなかった障害)、続発症(不整脈等の新たな発生)があり、死に直結する可能性のある先天性心疾患術後
・根治手術が不可能のためチアノーゼがある先天性心疾患
・心筋症

 等

5 内分泌疾患

・成長ホルモン分泌不全が確実な成長ホルモン分泌不全性低身長症
・ホルモン補充療法、または機能抑制療法が必要なその他の下垂体疾患
・ホルモン補充療法、または機能抑制療法が必要な甲状腺疾患
・ホルモン補充療法、または機能抑制療法が必要な副甲状腺疾患
・ホルモン補充療法、または機能抑制療法が必要な副腎疾患
・ホルモン補充療法、または機能抑制療法が必要な性ホルモン関連疾患

 等

6 膠原病

・免疫抑制剤等の薬物療法が必要な膠原病
・サリチル酸製剤等の薬物療法が必要な心臓冠動脈障害を残す川崎病

 等
7 糖尿病
・1型糖尿病
・インスリンまたは経口血糖降下薬が必要な2型糖尿病

 等

8 先天性代謝異常

・特殊な食事療法を必要とするアミノ酸代謝異常症
・薬物療法の必要な金属代謝異常症
・色素性乾皮症
・軟骨異栄養症

 等

9 血友病等血液疾患

・溶血発作を繰り返す赤血球酵素異常症
・輸血療法を頻繁に必要とする赤血球疾患
・血栓症を繰り返す血小板血症
・重症感染症を繰り返す免疫不全症

 等

10 神経・筋疾患

・亜急性硬化性全脳炎
・ウエスト症候群
・レット症候群
・結節性硬化症
・ミトコンドリア脳筋症
・無痛無汗症


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