検討会、研究会等
審議会議事録
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第7回小児慢性特定疾患治療研究事業の今後のあり方と実施
に関する検討会 主要議論点
(日時:平成14年3月15日(金)14:00〜16:00)
1 委員から意見が出にくいようなので、座長としてまとめてみたいが、自己負担については、恒久化できれば、やむを得ないという意見が多いよう。
2 議論を確認すると、小慢患者を障害者に加えるのは無理、事業の名称も「特定」は不適当というようだが、自己負担について、恒久化はできず、自己負担が生じたではまずいということ。
3 小慢制度以外にも、いろいろな関係者に取り組んでほしい、というイメージは出ている。地域への働きかけ方についても考えてほしい。
4 自己負担は、法制化の前提なのか。
- ・法制化を視野に入れると自己負担があるということ。
5「制度化」の意味は何か。
- ・法制化するかは別として、恒久的補助金となり、今閣議決定により行われている 10%削減の対象にならない、ということ。
6 「新しい疾患の認定についても門を閉ざさない」という意見をポイントに加えてほしい。
7 「知識の不足」は教育現場において課題になっている。学校における養護教諭等による適切な対応向上が必要。
8 名前に、医療・研究・福祉の全体が含まれるように変えるべきでないか。
- ・名前はともかく、一部は研究的性格もあり、このままの名前でも良いのではないか。
- ・名前から「特定」を取って、一般化すべきではないか。
- ・小慢は、あくまで小児の健康育成を正面とすべき。
- ・名称等の議論ではなく、全体の考え方についての議論をお願いしたい。
9 教育が大事。院内学級について行政縦割りが問題。養護教員が病気のことを知らない。
- ・特殊教育と普通教育について、前者は良くなったが、後者は極めてレベル低い。これが課題。
10 縦割りの中で、実際にあっても知らずに使えないサービスが多いのではないか。親への情報提供が重要。それから、研究が重要であることは改めてはっきりすべき課題。分かってもらう努力が必要ではないか。
11 この検討会では小慢をどうすべきか、ということを中心に議論するべき。ただし、患者団体の要望は、小慢事業の枠だけでは対応できず、他分野での対応も必要。
12 「6ヶ月」という基準の理由は何か
- ・何らかの区切りというもの
13 「将来」の意味は何か。
- ・6ヶ月よりも長い期間のイメージ
14 これまでの病名主義は残るのか。
- ・今後の議論となろう。
- ・病名主義はやむを得ない。はずすべきもの、取り入れるべきものがあるだろう。これまでに対象となっているものはおおむね入っていると思う。
- ・検討会では個別の500疾病レベルの議論は無理。大くくりの議論を願う。
15 新しい疾病の小慢の対象への追加が容易になるようにしたい。
- ・今まで新疾病の追加は困難だったと聞くが、今回の資料中の基準によれば容易か。##また、誰がどうやって決めるのか。新しい疾患を入れるかどうかの定常的な場がない。
- ・特定疾患では、「特定疾患懇談会」を毎年開催している。小慢でもこういった恒久設置の場が必要である。
16 個々の患者はどうやって認定するのか。
- ・資料中の基準をワーキングチームで更につめたい。
17 意見書を書く資格はどうするか。指定医制度はどうか。
- ・障害認定の指定医のイメージか。そこまでいまのところ考えていない。
- ・身障者のように特定の資格を持つ医師が書くべきと言うことか。
- ・疾病があまりに多いので、現在でも小慢の意見書は小児科医師だけでは書けない。個別の科ごとの医師によっている。
- ・医師ならだれでもいいではまずかろう。
- ・小慢は、現在でも都道府県等で審査はしている。
- ・審査の場で、生活の状況などについて検討するために、医師以外のものが入ってはどうか。
- ・保健師か。検討しよう。
- ・特定疾患では、誰でも申請できるが、県の審査会でしっかり見張っている。審査がしっかりしていれば、医師なら誰が出しても良いのではないか。そうしないと現場が困る。審査会に専門家を入れたらいい。
18 認定する医師の経験はどうするか。5年以上にするとか。
- ・制度上は、昨日医師免許を得た者でも書けるが、実際にはあり得ない。
- ・身障者認定の指定医は、医師経験5年以上としているが、それでは短すぎるとして不評である。
- ・身障者認定は基準が細かい。また、指定医が少ないことが現場で問題となっている。
19 医療保険改革で高額医療費(63,600円)が上昇するようだが、どう関係あるのか。
- ・小慢だけを見る立場としては、やや複雑。
(以上)
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