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介護給付費分科会団体ヒアリング 補足資料

平成14年4月8日

社団法人シルバーサービス振興会


1.シルバーサービス業界の現況について

(1)21世紀の成長分野として期待されるシルバーサービス

○シルバーサービス分野は、政府において21世紀に拡大が予想される新規成長分野としてとりあげられ、とりわけ雇用創出などへの期待が大きい。

(2)介護保険制度下でのシルバーサービスの状況について

(1)介護保険制度における民間事業者の参入への期待

○介護保険制度においては、民間事業者をはじめとして多様な供給主体の参入を認め、利用者がその選択に基づき、心身の状況等に応じて適切なサービスを総合的に受けられる仕組みとなっている。

○増大する介護ニーズに的確に対応するためには、従来の自治体や社会福祉法人に限らず民間事業者をはじめとした多様な供給主体からのサービス供給を積極的に促しながら、健全な競争を通じて効率的で良質な介護サービスが提供されることが期待されている。

(2)在宅サービスの供給主体として大きな役割を果たしている

○指定居宅サービス事業所全体の15%を民間事業者が占めている。

(3)「介護保険下での居宅介護サービスにおける事業の実態調査」結果より

(平成13年度、社団法人シルバーサービス振興会)

 本実態調査は、平成13年4月末時点で事業所指定を受けている全民間事業者のうち訪問介護サービス(3,355事業者)、訪問入浴介護サービス(405事業者)、福祉用具貸与サービス(3,530事業者)を対象にアンケートを実施したものである。回収率は、それぞれ、訪問介護サービス(21.6%)、訪問入浴介護サービス(32.8%)、福祉用具貸与サービス(23.8%)であった。

○民間事業者の参入は増加したものの、中小零細な事業者が多い。

○平成13年4月と9月の月別利用者数、単月売上高の比較では、いずれのサービスもおおむね増加傾向にあり順調に推移していることが伺えるものの、売上高自体は小さい。

○訪問介護事業者の運営経費構成においては、管理職、サービス提供責任者、常勤ヘルパー、非常勤ヘルパーなどの人件費コストが76.2%にのぼっているなど経営上の課題も多い。但し、昨年調査よりは改善傾向にある。

平成13年9月の運営経費構成比(訪問介護事業者・平均値)

平成13年9月の運営経費構成比(訪問介護事業者・平均値)の図

訪問介護の事業運営に大きな影響を与えている問題点(5つまで選択)

訪問介護の事業運営に大きな影響を与えている問題点(5つまで選択)の図



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