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図表11 30歳時および35歳時累積出生児数の予測値と実績値:出生動向基本調査

図表11 30歳時および35歳時累積出生児数の予測値と実績値:出生動向基本調査


図表12-1 35歳時コーホート累積出生率のコーホート間変化量の要素分解

図表12-1 35歳時コーホート累積出生率のコーホート間変化量の要素分解


図表12-2 35歳時コーホート累積出生率のコーホート間変化量の要素分解

年次 1935〜40年 1940〜45年 1945〜50年 1950〜55年 1955〜60年 1960〜65年
35歳時累積出生率(期首) 1.92 1.95 1.91 1.88 1.85 1.68
35歳時累積出生率(期末) 1.95 1.91 1.88 1.85 1.68 1.44
コーホート間変化量 0.03 -0.04 -0.03 -0.03 -0.16 -0.24
既婚率の効果 0.02 -0.02 0.00 -0.01 -0.07 -0.07
既婚女子出生率の効果  
  初婚年齢の効果 0.01 0.00 -0.01 -0.03 -0.05 -0.05
初婚年齢以外の効果 0.00 -0.02 -0.03 0.01 -0.05 -0.12
  寄与率(%)  
既婚率の効果 51.3 47.3 0.6 23.9 42.3 30.3
既婚女子出生率の効果  
  初婚年齢の効果 36.5 3.3 23.3 95.5 28.2 18.8
初婚年齢以外の効果 12.2 49.4 76.1 -19.5 29.4 50.9

注: (x歳時) コーホート累積出生率は以下のように分解できる。


 既往出生数 
コーホート人口

 =

  既婚者数  
コーホート人口

× 
初婚年齢分布から
予測される出生数
既婚者数

 × 


  既往出生数  
初婚年齢分布から
予測される出生数
 
   = 既婚率(累積初婚率) × 初婚年齢分布から
予測される既婚者
の平均出生児数
× 予測値の実現率

 コーホート間の変化量を要素分解した場合、右辺第1項がコーホート累積出生率に影響を与える既婚率の変化による効果、第2項が初婚年齢の変化による効果、第3項が初婚年齢以外の変化による効果と考えることができる。累積出生率、既婚率については人口動態統計より算出。初婚年齢分布から予測される既婚者の平均出生児数については、出生動向基本調査によって、出生過程がほぼ完結し、傾向が安定しているコーホート(1932-57年)について算出した初婚年齢別35歳時累積出生児数を標準値とし、離死別効果係数で調整した後、35歳時までの初婚年齢の分布で重みづけすることによって算出。



図表13 結婚経過年別にみた累積出生児数
妻の初婚年齢23-27歳、結婚7年を経過した初婚同士夫婦について:
第8〜第11回出生動向基本調査

1)結婚5年後の累積出生児数および子ども数分布

妻の出生
コーホート
N 平均
初婚年齢
結婚
5年後の
累積出児数
結婚5年後の子ども数(%)
なし 1人 2人 3人 4人以上
1935-39 950 24.5 1.51 6.5 39.4 50.7 3.3 0.1
1940-44 2,031 24.5 1.67 5.4 27.9 61.3 5.2 0.1
1945-49 3,346 24.4 1.65 5.8 28.8 60.3 5.1 0.1
1950-54 2,910 24.5 1.66 5.9 27.0 62.1 4.9 0.0
1955-59 1,755 24.5 1.59 9.5 27.0 58.6 4.8 0.1
1960-64 833 24.5 1.51 10.6 33.0 51.7 4.6 0.1


2)結婚7年後の累積出生児数および子ども数分布

妻の
出生コーホート
N 平均
初婚年齢
結婚
7年後の
累積出児数
結婚7年後の子ども数(%)
なし 1人 2人 3人 4人以上
1935-39 950 24.5 1.86 3.9 20.2 63.2 11.7 1.1
1940-44 2,031 24.5 1.96 3.8 13.9 64.8 16.9 0.5
1945-49 3,346 24.4 1.93 4.4 14.8 65.0 15.2 0.6
1950-54 2,910 24.5 1.95 4.5 14.5 63.1 17.2 0.7
1955-59 1,755 24.5 1.88 7.4 14.5 61.1 16.6 0.4
1960-64 833 24.5 1.80 8.4 19.3 57.0 14.8 0.5


図表14 結婚経過年別累積出生児数

図表14 結婚経過年別累積出生児数


図表15 結婚7年後の子ども数分布

図表15 結婚7年後の子ども数分布


図表16 コーホート合計特殊出生率の算定式

コーホート
合計特殊出生率 =(1−生涯未婚率)×{夫婦完結出生児数×結婚出生力低下係数}×離死別効果係数
  =(1−生涯未婚率)×修正夫婦完結出生児数×離死別効果係数

注:生涯未婚率は50歳時の未婚者割合で、年齢別初婚率の年齢累積値(累積初婚率)を1から引いて求めた値である。夫婦完結出生児数は50歳時の既婚女子の平均出生児数である。また、離死別効果係数は離婚や死別によって出生率が影響される度合いを示す係数で、過去のコーホート合計特殊出生率と出生動向基本調査によって得られた夫婦出生児数から推定して求められる。

コーホート合計特殊出生率の算定式

 ただし、CTFR(t)はt 年出生コーホート全体のコーホート合計特殊出生率、Π50(t)は同じくt 年出生コーホートの生涯未婚率、k(t)は結婚出生力低下係数、w は離死別効果係数であり、CEBα(t) は夫婦完結出生児、CEBβ(t)は修正夫婦完結出生児数である。

参考:前回推計のコーホート合計特殊出生率の算定式
コーホート合計特殊出生率=(1−生涯未婚率)×夫婦完結出生児数×離死別効果係数


図表17 離死別効果係数の推定

図表17 離死別効果係数の推定

1) 1935〜37年コーホートは第8回、1938〜42年コーホートは第9回、1943〜47年コーホートは第10回、1948〜49年コーホートは第11回調査による。


図表18 女子の出生コーホート別年齢別初婚率

図表18 女子の出生コーホート別年齢別初婚率


図表19 1935年出生コーホート以降の平均初婚年齢と生涯未婚率の関係

図表19 1935年出生コーホート以降の平均初婚年齢と生涯未婚率の関係


図表20 国勢調査にもとづく女子の出生コーホート別未婚率の推定:
先行コーホートの年齢間変化率法による延長推定(全国)

図表20 国勢調査にもとづく女子の出生コーホート別未婚率の推定:先行コーホートの年齢間変化率法による延長推定(全国)



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