＜パート労働の実態について＞

○ 短時間正社員で時間が短くても残業や転勤があるものにはなりたくないという人は多い。そういう意味で、フルタイム正社員への転換制度を利用したいという人が少ないのではないか。

○ （１０３万円での就業調整は、）家族手当が減るという部分と、課税されて所得が減ると思い込むという部分があるのではないか。

○ 税や年金制度については、きちんとした情報提供が必要。

＜その他について＞

○ 短時間であることがコストがかかるなら企業はパートを使わなければよく、時間が短いということを賃金差に反映させることは、妥当でないのではないか。

○ （正社員と異なる雇用管理区分の）パートの賃金の水準を何にするかの議論は難しく、これくらいの差が望ましいとは言えないのではないか。

○ 雇用管理区分のつくり方が合理的かどうかが重要ではないか。

○ パートと正社員では入社の段階で選考の基準が違う。この違いは大きいのではないか。

（照会先）
　厚生労働省雇用均等・児童家庭局短時間・在宅労働課 大場（７８７６）