第9回社会保険病院等に関する専門家会議議事要旨 日 時:平成21年1月30日(金)16:00〜17:30 場 所:厚生労働省5号館社会保険審査会審理室(18F) 出席者:五十里委員、坂元委員、田中委員、藤原委員、山本委員 1 開会 2 資料に基づき説明 3 説明後の主な質疑内容(○:委員) ○ :赤字となっている病院の経営状況をみると、必ずしも不採算部門を担っているために赤字となっているわけではない。不採算医療による赤字が大きいために全体も 赤字となっているのではなく、各診療科の医師がいなくなってしまった等の医師不足の要素の方がはるかに大きい赤字原因と思われる。 ○:全社連の経営改善の取組について、本部が一定の指導力を発揮したという側面は評価してよいのではないか。客観的な評価として、本部が強い指導力を持って賃金を 一律カットしたこと等の経営指導によって改革をしてきたといえるのではないか。 ○ :いくつかの病院は個々に対応するとして、経営基盤を確実にするという意味では、今までの実績を踏まえてグループとして残すことも検討してもいいのではないか。 ○:病院を譲渡する際、数十の病院をグループとして譲渡することは、現実的なことなのか。金額面も含めて国内で買うことのできる法人がそもそもいるのか疑問である。 ○ :地域医療にとって重要な病院の評価として、安定した医療提供の観点では、医師の育成、派遣の他に、医師・看護師等の復職支援という事業も重要である。 ○:医療計画は、記載方法が都道府県や対象となる疾病により異なるため、医療計画に基づいて社会保険病院等の具体的な役割を検討する際には、地域の中で議論すること が適当なのではないか。 以上