第6回社会保険病院等に関する専門家会議議事要旨 日 時:平成20年5月22日(木)17:00〜18:45 場 所:厚生労働省共用第9会議室(18F) 出席者:五十里委員、田中委員、藤原委員、山本委員 1 開会 2 資料に基づき説明 3 厚生年金病院におけるリハビリについて運営委託団体よりヒアリング 4 説明後の主な質疑内容(○:委員 △:団体 ●:事務局) (赤字病院の分析について) ○:病床利用率が非常に低く、平均在院日数も長い病院が数カ所あるが、これ はどのような病院か。 ● :主にリハビリを中心に行っている厚生年金病院である。 ○ :病院の経営において人件費というのは大きな要因と思われるが、これらの 病院について人件比率や職員の平均給与等をみてみなければ、その病院の収 支が改善の余地があるのかがわからないのでは。 ● :社会保険病院においては、平成15〜17年度に経営改善期間を設け、大 幅な人件費削減を行った結果、病院職員の努力もあり、人件費率を圧縮する ことができた。 ○ :平成18年度は一般に診療報酬のマイナス改定の影響からか、全国どこの 病院でも収支が悪化している。 ○ :医師数についてはここ数年で減少している病院もあるが、トータルでは増 えている。これは大学が基幹的な病院として期待しているということではな いか。 ○ :単年度の収支が赤字である病院については、累積赤字がどれだけあるとか、 建物の老朽化が進んでおり近いうちに建て替えが必要とか、機能を上げるた めに大きな投資が必要とか、様々な条件を加味して考慮する必要がある。 (リハビリに関する説明について) ● :リハビリ支援センターの指定については、病院のどのような要素に着目し て指定されるのか。 △ :地域においてリハビリを行う病院を集めて研修を行ったり、病院同志の連 携のための仲介を行うための、地域の核となるということで指定を受けてい る。 ● :医療そのものではなく、地域のリハビリ機能を全体として高めるための支 援機能ということか。 △ :支援センターとしての仕事と、病院としてリハビリの診療実績とは別物で ある。 ● :リハビリをやっている病院として評価できる点としては、どのようなもの があるのか。 △ :リハビリの場合理学療法士や作業療法士の一日一人当たりの単位数や、リ ハビリに携わっているスタッフの人数というのがあげられるのではないか。 △ :急性期病院といえども、リハビリ機能は大変重要である。 以上