第4回社会保険病院等に関する専門家会議議事要旨 日 時:平成20年3月19日(水)15:00〜17:20 場 所:中央合同庁舎5号館18階共用第9会議室 出席者:五十里委員、尾形委員、坂元委員、鈴木委員、田中委員、山本委員(五十音順) 1 開会 2 社会保険紀南病院、健康保険岡谷塩嶺病院、大阪厚生年金病院、湯布院厚生年金病院 から資料に基づき説明 3 説明後の主な質疑内容(○:委員 △:病院 ●:事務局) ●:新病院建設後、決算上は赤字が続いており、平成23年度から黒字転換するという話 だが、実際の経営の中で、自治体等の支援策のようなものがあって運営しているのか。 △:実際の資金の流れは、今年度も19年度も予定では償却前では1億円の黒字であり、 それで病院が独自に買った医療機器の返済にあてて行くという形で考えているので、この 赤字ほどの危機的な経営状況にあるとは思っていない。 ○:女性の働きやすい環境を作ることに熱心に取り組んでいますね。 △:人材確保の面からいえば、給与面よりも働きやすい病院にするということが一番大事。 ○:近代的な回復期リハビリの中で、温泉はどういう役割を果たしているのか。 △:温泉の効果というのは、比較が難しいが、その景色と日本人が常に上手く心の問題と して活力として総合的にリハビリに取り入れるということだと考える。 ○:厚生年金病院は一体で運営しているという話だが、医師の人事交流はどのようになっ ているのか。 △:グループ内の3カ所の総合病院から、それぞれ期間を限定し、医師の足りない4カ所 の専門病院に配属するという形の応援体制を取っている。 ●:地域医療において、どういう機能を持っていれば優秀なリハビリ病院として評価でき ると考えられるか。 ○:脳卒中の場合、回復期リハビリがしっかりしていないと退院させられない。リハビリ といえども、亜急性期医療であると考えている。ある程度の重症患者を入院させて、その 方々がどのくらい回復したかということを評価することがよいのではないか。また、回復 期リハビリがしっかりしていないと、急性期病院も本来の急性期病院としての機能を果た せないので、互いの連携が大切である。回復期が良くならないと急性期もよくならない、 ということを言わせていただきたい。