第1回社会保険病院等に関する専門家会議議事要旨 日時:平成19年11月19日(月)15:00〜16:40 場所:中央合同庁舎5号館19階専用24会議室 出席者:五十里委員、坂元委員、鈴木委員、田中委員、山本委員(五十音順) 1 開会、各委員紹介 2 座長選出 3 社会保険病院等の現状と社会保険病院等を巡る問題の経緯等について、資 料2〜6に基づき事務局より説明 4 主な質疑内容(○:委員●:事務局) ○:全国社会保険協会連合会及び厚生年金事業振興団との契約形態はどのよう な関係になっているのか。国と資金的に関係があるのか、単に病院の経営委託 をしているだけなのか。 ●:基本的に社会保険庁と両団体とは委託契約を結んでいる。かつ独立採算と いうことで、国から団体に対して運営費等は交付していない。 ○:実際に平成14年度と比較しだいぶ収支が改善してきていると聞いている。 ●:それぞれ人件費を削減する等、努力した結果、ほとんどが黒字となってお り、大変努力されていると評価している。 ○:これらの病院について、3年間経営改善に努めてきたということだが、必 ずしも余剰人員の整理に頼ったわけではないはず。具体的にどのような経営改 善をされてきたかを教えてほしい。 ●:本日は具体的な資料を用意してないので、整理した資料を用意する。 ○:地域医療を重視せよという中で、その保健医療圏の基準病床数が過剰なの か不足なのかが大きな問題となる。今後の資料として、各病院の保健医療圏の 基準病床数の過不足がわかるものをつけてもらいたい。 ○:社会保険病院は今までは国が管理していたが、これまで53病院の経営管 理に関して、相互扶助的な機能はあったのか。 ●:複数の病院を経営している全社連、厚生団については、赤字病院に対し本 部の方から必要な資金を貸し付けるという形で経営を続けている。黒字の病院 が赤字の病院を支えており、複数の病院を運営している良い面であると思う。 ○:住民の立場からすれば、近隣で医療を提供できる医療機関が無くなると、 とても不便になるが、はたしてこれだけをもって必要な医療といえるのか、そ ういう意味ではどこで線を引くのかが非常に難しい。 ○:社会保険病院等における医師の確保の状況はどうか。例えば自治体病院等 は大変厳しい状況。 ●:委託先法人の話では、社会保険病院等の今後が不透明な中で、不安を持っ ている医師が多いと聞いている。