「第5回社会保険オンラインシステム刷新可能性調査専門家会議」議事要旨 1.日  時  平成16年4月14日(水) 14:00〜16:00 2.場  所  厚生労働省専用第15会議室 3.出 席 者 (敬称略、50音順) 飯塚、板倉、江口、大槻、大橋、大場、榊原、鈴木、角田、西野、拜原、 平野各員 4.議  題  予備調査結果報告等について 5.議事概要   予備調査結果についてアイ・ビー・エムビジネスコンサルティングサービス鰍謔 説明を行った後、質疑、意見交換が行われた。  【主な説明】 ○社会保険オンラインシステム刷新可能性調査予備調査最終報告について ○社会保険庁の業務運営効率化・事務合理化について     【各委員の主な意見】 ○刷新可能性の議論における基本的視点として、効率化・透明化・サービスの向上 を基本として位置づけることを希望する。 ○効率化・透明化については、公的年金の運用のあり方が年金不信の原因にもなっ ていることを厳しく受け止め、問題点とそれがどのように見直しをされるのかに ついての説明を、年金加入者に対して行う必要があるのではないか。  ○これまでの単一の業者との契約のあり方については、随時見直しが可能な契約の あり方に改め、価格と品質についての競争原理をきちっと組み込んだ仕組みにす るべきである。 ○調達担当職員のスキルの問題が指摘されているが、スキル向上のための専用職員 を養成するか、第三者の外部人材を活用することを検討する必要があるのではな いか。また、予算規模の大きさから、契約の状況について第三者が定期的にチェ ックする仕組みも検討すべきである。 ○本調査のタイムスパンやアウトプットのイメージがあいまいである。ROIやト ータルコストを計算するうえではタイムスパンをはっきりさせる必要がある。 ○本調査の結果は第三者が入り評価を行っていく方が客観性を保てるのではないか。 ○社会保険オンラインシステムは大変巨大なものであるため、プログラムの中味を 調査する際は、設計書類の調査、内容を理解しているSEにインタビューするな ど段取りを整えた方が良い。   ○システムの構造を作り換える事は非常にリスクが伴うものであるので、実現の可 能性を十分に検討すること。   ○社会保険事務所において行う来訪者へのインタビューでは、年齢層(高齢者)に  偏りが出ると思われるので、若年層へのアンケートを実施した方が良い。 ○透明性とは透明でなければいけないという倫理観が先に立つもので、コストでは 議論できない。コストだけ考えると透明性を保つためのコストが高くなるのが普 通。 ○マルチベンダーにして透明性を確保するといった方法が、米国の特に国の事業で は一般的に行われていることも参考にするべきでは。 ○随意契約を脱却することによりコストを下げるとあるが、透明性を保つためにど れぐらいのコストがかかるのかというコスト構造も明らかにするべき。   ○国民サービスの向上を確認するための評価指標を設定する必要がある。 (照会先)社会保険庁運営部企画課計画班計画第1係       電話 03−5253−1111(内線3656) ?? ?? ?? ??