「第4回社会保険オンラインシステム刷新可能性調査専門家会議」議事要旨 1.日  時  平成16年2月24日(火) 14:00〜16:00 2.場  所  厚生労働省専用第22会議室 3.出 席 者 (敬称略、50音順) 飯塚、板倉、江口、大槻、大橋、榊原、鈴木、角田、西野、平野各委員 4.議  題  予備調査の進捗状況について 5.議事概要     事務局より資料の説明を行った後、質疑、意見交換が行われ、その後予備調査の進 捗状況についてアイ・ビー・エムビジネスコンサルティングサービス鰍謔關燒セを 行った後、質疑、意見交換が行われた。  【主な説明】 ○業務・システム最適化計画策定指針について ○業務・システムの見直し方針の策定について ○業務・システム最適化への推進体制について ○社会保険オンラインシステム刷新可能性調査予備調査中間報告について  【各委員の主な意見】 ○SWOТ分析は現実には難しいと思う。例えば、強み・弱みについて何を基準に して考えるか。あるべき姿やイメージが浮かばないと強み・弱みが分からない。 来るべき社会において、業務やシステムがどういう働きをしなければばらない か、何が期待されているか、どんな価値を提供しなければならないかを理解する 必要がある。 ○オンラインシステムの刷新については、既に存在している問題を解決するばかり ではなく、これから先の何十年という期間の中で、どういう役割を果たすべきか ということを考えて計画すべき。 ○社会保険庁は、外部調査業者が行う提案の中で、ガイドラインをどういうふうに 位置づけていくのか、本当に使えるのかなどの判断を含めて、専門家の意見を聞 いておくことが大切であり、この専門家会議を進める中でも、常に確認しながら 進めていくのがいいのではないか。 ○最適化に向けて、業務とシステムの無駄、例えばシステムの機能で業務上使用し ていないもの(不良IT資産)がどれぐらいあるかという分析はどのように行う のか。 ○社会保険オンラインシステムは非常に特徴的なシステム。業務量が少ない機能は 捨ててしまっていいとは必ずしもいえない。業務の重要度、必須度というものを あわせて見る必要がある。 ○業務の見直しに関して、現行の業務改善だけでなく、利用者や年金受給者のライ フサイクルをとらえて、もっと大きな観点で分析は行うのか。   ○業務量調査の方法は、精度の観点からどの程度のことを考えているのか。 ○現行システムの課題については、今回の予備調査でも生産性や品質はある程度は 確認できるのではないか。 ○「国民の立場に立った事業運営」という視点についてどう考えるか。今回のオン ラインシステム見直しの話というのも、顧客満足度が非常に低いとか、保険料の 無駄使いであるとか流用であるといわれているような問題にどう答えていくのか という視点が明確に出た調査になっていかないと意味がないのではないか。 ○業務の見直しについて、事務処理を簡潔にすれば正確性に対するリスクも大きく なる。調査結果だけが真理ではなくて、社会保険庁サイドでこういうデメリット があるとか、反論の機会を与えることも考えるべき。今後の進め方にもよるが、 行政サイドに特にどうしてもというところを反論させた上でこの会議で議論した 方が、妥当なサービスの時間と質という議論ができるのではないか。 (照会先)社会保険庁運営部企画課計画班計画第1係         電話 03−5253−1111(内線3656)