居宅介護支援事業所/通所介護事業所での仕事内容
居宅介護支援事業所では、介護保険法による利用者の要介護度や心身の状態等に適切な介護サービスを調整し、立案(含費用の計算)・実施・評価を総合的に行います。
通所介護(デイサービス)事業所は、自宅等で生活している利用者に計画的な通所をしていただき、介護サービスを提供するところです。看護職は通所する利用者の健康状態をアセスメントし、安全に介護サービスを受けられるか判断します。
通所介護事業所の1日の流れ(例:デイサービス)
- 8:30
- 出勤
- 8:30~ 9:00
- ミーティング
- 9:00~10:00
- 来所した利用者のお迎え・バイタルサイン測定
- 10:00~11:30
- 内服確認、入浴後のバイタルサイン測定
- 11:30~13:00
- 食事前準備、食事介助、配薬
- 13:00~14:00
- 休憩
- 14:00~15:00
- レクレーションの参加、排泄介助、記録
- 15:00~15:30
- 食事介助(おやつ)
- 15:30~16:30
- 利用者帰宅のお見送り
- 16:30~17:00
- ミーティング
- 17:00
- 退勤
どんな人が働いている?働く人のエピソード


【50代 女性】
私は看護学校を卒業してから26年間、高齢者を対象とした専門病院で働いていました。病棟の看護師長として働きながら、認知症看護の認定看護師の資格、ケアマネジャーの資格を取得しました。その後、義父が他界したため夫が急遽実家の家業を継ぐことになり、地方に引っ越すことになりました。辺りはインフラも整っていないような状態で、高齢者は外に出て行くことに消極的な様子でした。「ここは、私の出番ではないか!」と思い、ナースセンターに問い合わせをし、再就職の希望を出しました。偶然にも居宅介護支援事業所の仕事を紹介され、現在は看護師、ケアマネジャーの資格も活かして働いています。私の仕事のミッションは「高齢者看護」だなと実感し、充実した日々を送っています。
【私のキャリア】
病院(500床以上)→居宅介護支援事業所/通所介護事業所
【30代/女性】
結婚、出産を機に3年働いた病院を退職しました。結婚後の住居から遠方になることや、子育てに専念したいと思ったからです。三人出産し、一番下の子が幼稚園に入るのを機に働こうと思い、ナースセンターに登録しました。病院は体力的にもきついと思いデイサービスに就職しました。医療処置などもあり、今後訪問看護をしたいと思っているのでいい勉強になっています。職場は同世代や子育てママが多いので、休暇の取得にも理解があり、楽しく仕事をしています。
10年のブランクがあっても働ける場所があるのは、本当にありがたいです。
病院(100~199床)→居宅介護支援事業所/通所介護事業所

*居宅介護支援事業所等には、居宅サービス事業所・居宅介護支援事業所を含む
**H28には、介護保険施設等の「その他」を含む
厚生労働省「衛生行政報告例」(平成18~28年)