プラチナナース(定年退職前後)として働く

元病院看護部長からのアドバイス

 定年を迎える・迎えたナースの皆さん。皆さんはこれまで、病院や施設において、様々な看護の経験を積まれ、今、プラチナナース*として輝いています。ぜひその豊かな看護の経験を活かして欲しいと思います。現在そしてこれからも、看護の場は広がっていきます。
 病院だけではなく、訪問看護や施設における看護など、皆さんの経験を必要としている患者さんや利用者さんがたくさんいらっしゃいます。自身のセカンドキャリアを輝かせるためには、定年の少し前から、現場の看護管理者に相談されることはもちろんですが、ナースセンターも是非ご利用ください。ナースセンターはセカンドキャリアについて、多様なプランの提案が可能です。さらには、経済的な準備も大切です。使える社会保障などについても具体的に学んでおく必要があります。
 輝くプラチナナースとして働き続けられる支援がたくさんあります。どうぞ安心してください。

 *本サイトでの「プラチナナース」とは、定年退職前後の看護職のことを指します。

働く人のエピソード

老健・特養等で働く人のエピソード

【65歳以上/女性】

 自身の加齢に伴い高齢者が置かれた状況、特に認知症者のケアについては家族のみではなく社会全体での取り組みが急がれることを実感しました。病院勤務では気付かなかった高齢者看護、認知症看護について深く考え、認定看護師として前期高齢者として頑張ります。自分の健康の為にも看護職としてできる限り働き続けたいと考えています。若い人の重荷にならないように、僅かな労力と税金は協力できるかなと思い就労しています。
【私のキャリア】
病院(99床以下)病院(99床以下)病院(300~399床)病院(300~399床)病院(99床以下)老健/特養老健/特養

病院で再雇用として働く人のエピソード

【60代/女性】

 私は最初の病院から2度ほど転職しましたが、子育て期間を経て現在の病院を35年勤め上げました。定年を迎えて自分のこれまでのキャリアを考えたときに、もう少し続けたい気持ちがあり、同じ病院に嘱託職員として再雇用して頂きました。
 体力のことも考えフルタイムではありませんが、これまで同様患者さんと関わる仕事ができ、毎日いろいろなことがありますが楽しくやっています。自分が21歳で免許を取得したときには、こんなに長く看護の仕事を続けると思っていませんでした。自分の知識や経験が求められているうちは、体調を整えながらやっていきたいです。
【私のキャリア】
病院(300~399床)病院(200~299床)病院(200~299床)

訪問看護ステーションで働く人のエピソード

【60代/女性】

 結婚退職後9年のブランクが有り、子供も小さく、また病院に帰るのが不安なとき、ナースセンターのすすめで訪問看護ステーションに就職しました。次第に在宅がクローズアップされ、訪問看護ステーションの知名度が上がってきた頃でした。事業所のすすめで看護管理者研修などを受講でき、職位やキャリアップに繋がりました。
 定年退職後、嘱託職員として新規事業(看護職の生涯活躍、訪問看護の拡充)に携わっていますが、経験をフルに活かして事業を推進していきたいです。
【私のキャリア】
病院(400~499床)訪問看護ステーション/看多機訪問看護ステーション/看多機その他

ケアマネジャーとして働く人のエピソード

【65歳以上/女性】

 総合病院で看護師として経験をした後に、訪問看護ステーションで在宅医療に触れました。定年退職後、ケアマネジャーの資格を得た後に、看護師兼ケアマネジャーとして、現在勤めている訪問看護に就職しました。看護師とケアマネジャーそれぞれの資格を活かして、さまざまな職種の人々と共に、在宅医療・看護に従事してきました。これまでに築き上げた、地域医療のネットワークをさらに密にしながら、貢献していきたいと思います。
【私のキャリア】
病院(500床以上)病院(300~399床)病院(300~399床)訪問看護ステーション/看多機居宅介護支援事業所/通所介護事業所